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2019年6月10日(月)〜6月15日(土)
水野温子展「花雨」

© Atsuko Mizuno

© Atsuko Mizuno

花雨(かう)
花が雨のように散ること。また、その花。
特に天上から降る花をいい、神仏の加護のしるしとする。
花の咲くころに降る雨。花に降る雨。

佳き雨の中、瑞々しく咲く花の一瞬を描いています。

名古屋造形芸術大学卒
イラストレーター・画家

個展
2009 艶 en(北青山ギャラリーハウスマヤ)
2018 有限と無限(静岡 亀山画廊)
2018 水彩画二人展(愛知 豊田画廊)
他多数

掲載誌
幻冬舎 さだまさし「まほろばの国で」挿画
中公文庫 俵万智「トリアングル」挿画
集英社 唯川恵「ベターハーフ」挿画

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2019年6月3日(月)〜6月8日(土)
「TRAVELOGUE わたしたちの旅は続く」

MAYA装画コンペ受賞者selection #5
姫野はやみ(vol.11グランプリ) 平岡瞳 (vol.5 BUFFALO.GYM賞)ヒラノトシユキ(vol.9準グランプリ)

travelogueのコピー

“TRAVELOGUE” とは、旅行談、紀行文や映画などを意味する言葉。
装画コンペ受賞の3人の作家たちが、それぞれに思う「旅」を描きます。

特設ページで、情報を随時ご紹介してまいります。

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早川世詩男展「そらへ」

2019年4月22日(月)〜4月27日(土)
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早川さんがMAYA装画コンペで審査員賞を受賞されたのは2013年。
その直後には第30回 ザ・チョイス年度賞…と注目を集め、いまや装画や挿絵で大活躍されています。
4年ぶりの個展が開催されました。

© Yoshio Hayakawa

© Yoshio Hayakawa

最近のお仕事の原画と描き下ろし作品が1/2ずつという構成。

© Yoshio Hayakawa

© Yoshio Hayakawa

早川さんの作品はいつもクリアなブルーが印象的。
今回は特に、季節に合わせて気持ちの良い青空が描かれた絵が並びました。

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こちらは「それぞれの…」というタイトルの連作。

「それぞれの…」© Yoshio Hayakawa

「それぞれの…」© Yoshio Hayakawa

老若男女、原始人、モンスター、地底人、未来人、AI、昆虫…
いつの時代も、どんな状況の、誰の頭上にも、空は平等に広がっているというテーマで描かれました。

「それぞれの…」© Yoshio Hayakawa

「それぞれの…」© Yoshio Hayakawa

筆致の見えない美しい画面は、プリント作品かと思われることが多いのですが、すべて手描きによるもの。
アクリルガッシュと、ニュアンスのある線はGペンや丸ペンを使用してインクで描かれています。

「brand new way」© Yoshio Hayakawa

「brand new way」© Yoshio Hayakawa

もともとSF小説が好きで、装画コンペ受賞作は星新一「ようこそ地球さん」。
その後「きまぐれ体験紀行」で星さんの装画の依頼があったときは本当に嬉しかった!とおっしゃいます。
最近は児童文学やミステリ、実用書…とフィールドが広がりつづけている早川さんの今後の活躍をどうぞご期待ください!

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城芽ハヤト展/肖像画ご予約のお知らせ


城芽ハヤト展「Jewel rock」(5月16日〜25日)会期中、肖像画を制作します!

■制作費/¥3,000 (売上は全額チャリティとなり、展覧会終了後に送金先と金額をご報告します。)
■所要時間/20〜30分。
■画材/アクリル絵具、B4サイズのキャンバスペーパー
■直接ご本人を前に、もしくは、写真を元に城芽さんが描きます。
写真はご家族やペットなどでもOK。

ご予約はメールでお願いいたします。
件名を「城芽・肖像画予約」とし、下記日程よりご希望の日時をお知らせください。

折返しご返信いたします。

今後、受付状況はこちらのページを随時更新、SNSなどでもお知らせしてまいります。
場合によってはご希望の日時がお取りできないこともございますのでご了承ください。

■日程(1日3名様まで)
・5月21日火曜(残り1枠) 13:00〜 14:00〜
・5月22日水曜(残り1枠) 13:00〜 15:00〜 16:00〜

 

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2019年5月27日(月)〜6月1日(土)
権田章江展「・・・アシモト~」

© Akie Gonda

© Akie Gonda

人生を折り返す地点あたりまで生きてきた、ということに、ふと、気がつく・・・
(その無自覚さへの驚きとともに!)

描くこととともにあった時間たち。(愛おしくもあり、こそばゆくもあり)
これからも描くであろう時間たち。(そこには『無限!』をいつも夢想する)
何を描くのかな?
何が描けるのかな?
少し考えて・・・少し向き合って・・・(ここは『謙虚さ』を持って)
『アシモト~(から)』見つめて、描きました。

絵本『いつでも いっしょ だーいすき』原画 同時展示。

イラストレーター・絵本作家
女子美術大学デザイン科卒業
◯絵本作品
『3びきこりすのケーキやさん』『3びきこりすのおたんじょうびケーキ』『ひだまりもりの わくわくがっこう』『いつでも いっしょ だーいすき』(以上 教育画劇)『こびとのナーシャ』(PHP研究所)『はじめてのえいごえほん せかいのおはなし②』(くもん出版)
紙芝居作品『かみなりぼうやともりのなかま』(岡山真子・作)『はちみつおじさんとミツバチ』(以上教育画劇)
◯挿絵作品
『未来の見える階段』(田坂広志・著 サンマーク出版)
◯その他
キンダーブック(フレーベル館)、こどもチャレンジ ふしぎはっけんえほん(ベネッセ)、育児雑誌内イラスト、カルディコーヒーファームのパッケージイラストなど。

http://www7b.biglobe.ne.jp/~moncroquis/

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GW休廊のお知らせ


4月29日から5月5日までギャラリーはお休みとなります。

5月6日からは木原未沙紀さんの個展でスタート!
MAYA装画コンペvol.16グランプリであり、装画や挿絵、パッケージなどで幅広く活躍中。
生きものを描く作家として「イラストレーション」最新号でもご紹介されています。
どうぞご期待ください!

https://www.gallery-h-maya.com/schedule/23132/

© Misaki Kihara

© Misaki Kihara

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石川ゆかり展「物語に出会った動物たち」

2019年4月15日(月)〜4月20日(土)

MAYAでは2016年「赤い・・・」2017年「WOMEN」に続き、2年ぶり3回目の石川さんの個展です。

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これまでは情感豊かで女性的な感性が前面に表れた作品のイメージの強かった石川さん。
今回、マスクをした愛らしいロバの絵のDMで印象の変化に驚いた方も多かったようです。

マザーグースより © Yukari Ishikawa

マザーグースより © Yukari Ishikawa

童話や小説、民話、マザーグースなどに登場する、生きものが主役の展覧会。
そう、描かれたのは動物だけではありません。
カタツムリやてんとう虫、蟹…とヴァリエーションに富んだ “生きもの” たちなのです!

「やまなし」宮沢賢治 © Yukari Ishikawa

「やまなし」宮沢賢治 © Yukari Ishikawa

昨年は展覧会で「不思議の国のアリス」やアンデルセンに向き合い、ファンタジーの面白さに目覚めたと石川さんはおっしゃいます。

「マザーグース」© Yukari Ishikawa

「マザーグース」© Yukari Ishikawa

豊かな色彩はアクリル絵の具によるもの。
ノスタルジーやユーモア、センチメンタルであったり、インパクトや怖さを感じたり…と、それぞれの物語から見えてくる「佇まい」が描かれていました。

「ジェニイ」ポール・ギャリコ © Yukari Ishikawa

「ジェニイ」ポール・ギャリコ © Yukari Ishikawa

人物が登場せず、いつもとは少し違うテーマに挑戦したことで、改めてご自身の持ち味やこれから描きたい方向が見えてきたとのこと。
いつも真摯な姿勢で絵に向かう石川さん、今後も展示の予定が続きます。どうぞご注目ください。

石川ゆかりartistページ

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MICAO展「MY WORKS」

2019年4月8日(月)〜4月13日(土)

装画コンペvol.7の準グランプリ受賞以来、大活躍のMICAOさん
MAYAでは4回目の個展です!

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2010年の「おとぎの森のマザーグース」、2012年の「刺しゅうでつづるグリム童話」、2016年の「Applique Style」に続く今回は、最近のお仕事の原画を中心にご覧いただきました。

「ある雨の日」© MICAO

「ある雨の日」© MICAO

を素材に制作を続けるMICAOさん。
「クラフト」にならず、常に「イラストレーション」であることを意識しているとおっしゃいます。

「逃げ出したどんぐり」© MICAO

「逃げ出したどんぐり」© MICAO

ミシン刺繍手刺繍の異なる縫い目をひとつの画面上で使い分けることで表現に奥行きが生まれます。
最近は刺繍を基本に染色やアップリケなど様々な技法も。

「神戸港」© MICAO

「神戸港」© MICAO

前回個展で発表したイソップ物語(作品集「Applique Style」に収録)の作品で、2019年度ボローニャ国際原画展に入選。さらに入選者76名の中から25名のPitti Bimbo(子供服の新しいトレンドに関する国際展示会)の参加者にも選出されるという快挙!

「日暮れ」© MICAO

「日暮れ」© MICAO

6月20日〜22日にフィレンツェで開催されるPitti Bimbo国際展示会でも作品が展示されるとのことで、今後MICAOさんの活動の場が大きく広がっていくのでは…という期待に満ちた春でした。

■MICAOさんの作品はmaya storeでもご覧いただけます!

MICAO artistページ

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はっとりひろき展「さあ、しゅっぱつのじかんだ」

2019年4月1日(月)〜4月6日(土)
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注目の絵本作家、はっとりひろきさんの東京での初めての個展です。
絵本の原画を中心にご覧いただきました。

1冊は発売されたばかりの絵本トイレロケット』(講談社)

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「とうとうその時が来た。ぼくは、トイレロケットに乗って宇宙へ行くんだ。
準備オーケー。おならスイッチ、オン!ぷーーーーーー!シュボボボボボ……5・4・3・2・1、
宇宙めがけて、うんちを発射するんだ――――!
お子さんのトイレトレーニングにもぴったりの一冊。」

© Hiroki Hatori

© Hiroki Hatori

絵本の世界を新たに描いたオリジナル作品も並びました。
下は、ご来廊者がメッセージを書いたロケットを流す 『ポストイレ』。

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もう一冊はいっぺんやってみたかってん』(講談社)の原画を。
第39回講談社絵本新人賞や第11回MOE絵本屋さん大賞新人賞3位など注目を集めた絵本です。

© Hiroki Hatori

© Hiroki Hatori

「今日はあめふり。せやから、公園にはだ~れもおりまへん。
そんなときに、砂場から出てきたのは……。
遊具たちが自由に動いて遊びまわる!?関西弁が光る、ナンセンスコメディー絵本!」

© Hiroki Hatori

© Hiroki Hatori

ブランコや滑り台など遊具が暴れまくったり、トイレから宇宙へと飛び立ったり…
子どもはもちろん、大人も童心にかえって思いっきり笑顔になる、はっとりさんのパワフルでダイナミックな世界をたっぷりとお愉しみいただきました。
今後も絵本の予定が続き、ぜひ装画や挿絵も手がけていきたいとおっしゃいます。
次はどんな驚きを見せてくださるのでしょう?楽しみに待っていたいと思います。

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遠藤拓人展「毎日はすこしだけかなしい」

2019年3月25日(月)〜3月30日(土)

遠藤さんとの出会いは2004年に開催した装画コンペvol.4でのMAYA賞受賞がきっかけでした。
新聞や文芸誌の挿絵や書籍装画などイラストレーションだけでなく、写真やデザイン…と活動の幅を拡げて大活躍中です!

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この数年、時代物で印象的なお仕事が続いている遠藤さん。
今回の個展では、現代を舞台に思春期の少年の心の揺らぎや寂寥感ある景色が描かれ、更に以前から記録されている夢漫画の一部や日々を綴った散文(以下、太字の部分)…と多彩な作品をご覧いただきました。

「下校」©Takuto Endo

「下校」©Takuto Endo

○月○日
日々のことを書きとめることにした。
いずれ誰かが読むのかもしれないし、そうではないかもしれないけれど。

「チョークの粉」©Takuto Endo

「チョークの粉」©Takuto Endo

○月○日
夏。暑くてソファにうなだれる。
葉の隙間から漏れた光が、霞ガラスにゆらゆら揺れていて、それを小一時間眺めて過ごす。
遠くで鳴った電話の音。時折する子供の声。自分とは無関係のむこう側の世界。

「落下する月」©Takuto Endo

「落下する月」©Takuto Endo

○月○日
世界に自分が生まれたのか、自分が生まれた瞬間に世界ができたのか、
そのことを小さい頃からよく考えていた。
自分が消える時に世界も消えるのか、それとも自分の残滓のようなものが世界に遺るのか。
それを以前誰かに言った時に「それは酷いエゴイズムだから人に言わない方がいい」と言われた。
少なくてもエゴイズムではないと思うが「ああ理解されないんだなあ」と思って、
それ以来あまり人に言っていない。

「百合」©Takuto Endo

「百合」©Takuto Endo

黒と白のコントラストが、静かに、ドラマティックに胸に迫る「すこしだけさみしい」作品。
季節が冬から春へと
移り変わり、明るさを増してゆく陽射しに物悲しさを感じてしまう人々から深い共感を得た展覧会でした。

遠藤拓人artistページ

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