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休廊中のご用件はお電話、メールなどで承ります。
新年1月15日からは出久根育展でお待ちしております。
2018年も魅力的な展示が続きます。どうぞご期待ください!
2017年12月4日(月)〜12月9日(土)
今年も様々なグループ展などに参加されて大活躍だった石川ゆかりさん。
一年ぶりの個展、たくさんの方におでかけいただいた賑やかな一週間でした。
日本の近代文学や詩に登場する女性たちへのオマージュです。
時代や環境は違えど、同じ女性として共感する、彼女たちの愛情や強さ、哀しみ。
心象風景や象徴的なイメージを描きました。
題材となったのは太宰治、高村光太郎、萩原朔太郎、寺山修司といった作家が描く女性たち。
女性そのものの姿だけでなく、海や鳥、花などを通して表現された揺れ動く心情が好評でした。
ブックデザイナーなどお仕事関係の方との会話、また偶然通りがかった海外からの旅行者が作品を購入してくださったり…と、石川さんご自身も様々な手応えを感じられた一週間だったようです。
そして作品をご覧いただいた女性たちからの共感の声は、何より嬉しく感じられたのではないかと思います。
池田響子さんのMAYAでは5年ぶりの個展です!
2012年の「光の版画展」では、ポラロイドを使った転写作品を展示されましたが、
今回はイラストレーション、写真、コラージュと様々な表現が並びました。
テーマは「Day Dream=白日夢」。
女性、花、蝶、海…といったモチーフが幻のように繰り返し登場します。
瞬きの合間に消えてしまいそうな儚さと、ほんの少しの不安感が見る人を惹きつけます。
上の2点はコピックペン0.03mmの線を緻密に重ねて描きこまれた作品。
これまでとは一味違った表現で好評でした。
アクリル画では、ガルシア=マルケスをテーマにした連作も並びました。
南米の熱く乾いた空気や魔術的リアリズムと言われる物語の世界と
池田さんのシュールな表現は好相性だったようです。
写真、コラージュ、アクリル画…と異なった技法での展示ではありましたが、いずれの作品からも世界に向けられた池田さんの妖しく、ユニークな眼差しを感じていただけたのではないかと思います。
現在開催中の「美しい言葉展」の作品をwebにアップしました。
ギャラリーでは、12月23日まで展示しております。
お時間がございましたら、ぜひ原画を実際にご覧いただければと思います。
土曜日は17 時まで・日曜日は休廊
新作絵本「もりのちいさなしたてやさん」の原画と、
それにまつわる小さな作品を展示します。
毎回人気のお人形も20体ほど並ぶ予定です。
1956年、熊本県生まれ。東京芸術大学絵画科、同大学大学院で油絵を学ぶ。
1985年、フランス政府給費留学生として渡仏、パリボザールに通う。
1992年、初めての絵本『Les deux soeurs』(ふたりの姉妹 コーザ・ベレリ/文)をフランスで出版。
1994年に帰国後、絵本作家、イラストレーター、人形作家として活躍。
『さくら子のたんじょう日』(宮川ひろ/文 童心社)で第10回、
『ともだちできたよ』(内田驎太郎/文 文研出版)で第18回日本絵本賞受賞。
『オルゴールのくるくるちゃん』で、第47回講談社出版文化賞絵本賞受賞。
作絵の絵本に『にんぎょうげきだん』(白泉社)、『しいちゃんふうちゃんほしのよる』(佼成出版社)『ミシンのうた』(講談社)など。
絵を担当した絵本に『くまの楽器店』(安房直子/文 小学館)、『初雪のふる日』(安房直子/文 偕成社)、『もみの木のねがい』(エステル・ブライヤーとジャニィ・ニコル/文 福音館書店)などがある。
初日にお出かけくださる方へ
作品購入をご希望で初日29日(月)の開廊時間前からお越しくださることをお考えの場合は
(寒い中をありがとうございます!)、ギャラリー前にお用紙を設置いたしますので、
そちらにお名前をご記入ください。(8:00am頃より設置予定です。)
その後は、開廊時間の11:30pmにギャラリーにお戻りください。
受付順にご予約を承らせていただきます。
どうぞよろしく願いいたします。
土曜日は17 時まで・日曜日は休廊
プラハを拠点に主に絵本の挿絵を描く。
初めてのエッセイ集『チェコの十二ヶ月 −おとぎの国に暮らす−』(理論社)のために描き下ろした原画と、
こどもを描いた作品を中心に展示いたします。
1969年東京都生まれ。武蔵野美術大学卒業。
『あめふらし』(パロル舎)で2003年BIB(ブラティスラヴァ世界絵本原画展)のグランプリ、『マーシャと白い鳥』(偕成社)で2006年日本絵本賞大賞を受賞。その他、絵本に『十二の月たち』『おふとんのくにのこびとたち』(以上偕成社)『おふろ』(学習研究社)『山のタンタラばあさん』(小学館)『ペンキや』『ワニ』(理論社)『はるさんがきた』『アントリ・ベリーのながいたび』(鈴木出版)『もりのおとぶくろ』(のら書店)、読み物の挿絵に『わたしたちのぼうし』『ルチアさん』(以上フレーベル館)「グリム童話集 上・下」(岩波書店)など多数の作品がある。
チェコ・プラハ在住。
2017年11月20日(月)〜11月25日(土)
一段と秋が深まった一週間、金子さんの初めての個展を開催いたしました。
「線が好き」とおっしゃる金子さんは、
竹ペンを使ったドローイング制作を続けていらっしゃいます。
彩色は水彩であったり、デジタルの場合も。
心が動かされた瞬間を描きとめたいと、さまざまな物語が描かれました。
スポーツをテーマにした作品も多く描かれていますが、
ご本人は特に運動をされているわけではないのだそう。
ポートフォリオには、ごく普通の生活を営む老若男女の姿を描いたスケッチがたくさん収められていました。
物語の名場面やスポーツの躍動感、張りつめたような瞬間だけでなく、日常の何気ないシーンを丁寧に汲み取り描く金子さんの穏やかな眼差しと瑞々しい感性をお愉しみいただいた展覧会でした。
金子幸代 web site
―密やかな窓の外の、密やかな物語―
2017年11月6日(月)〜11月18日(土)
東さんの5年ぶりの個展です!
MAYAには新作、夢の世界を描いたような美しく幻想的な16点が並びました。
MAYA2では、1982年に偕成社より刊行され、
昨年復刊された絵本『Qはせかいいち』(文:舟崎克彦)の原画展を。
ものおきごやでくらすネズミのQ。Qのたったひとりのともだちは、フランス人形のマリィでした。でも、人形のマリィはくちをきくことができないので、Qはいつもたいくつしていました。そんなあるひのこと、じけんがおこりました…。幼児~小学校低学年向き。第30回サンケイ児童出版文化賞(推薦)受賞作。
少女の頃に「シンデレラ」の絵本やグリム作品集などに出会い、ずっと憧れていたとおっしゃる若いイラストレーターも多く、東さんが多くの方に影響を与え続けていらっしゃる存在であることを改めて強く感じた2週間でした。
作品を前にすると、思わず溜息が漏れるような細部まで美しい東さん世界。
じっくりとご堪能いただけたことと思います。
濃密で圧倒的な世界を描き、数多くの心に残る装画や挿絵を手がける影山さんの個展です!
ミステリーやSFファン、そして絵を描く人々が原画を見ることのできる貴重な機会にお出かけくださいました。
MAYAでは最近の装画のお仕事から21点の原画を展示いたしました。
その中の数点は、下絵まで公開!
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超絶技巧を目の当たりにしたお客さまから連日感嘆の声があがっていました。
MAYA2には日本経済新聞で連載された小説『薄暮』(篠田節子 著)より200点を越す挿絵を展示。
『田園を美しく輝かせる一瞬の光が、雪国に厳しい冬の訪れを告げる――。
封印されていた一枚の絵が脚光を浴びた時、「閉じられた天才画家」は妻の元を離れ、
郷土の人々の欲望と疑心がうごめき始める。著者の新境地を示す傑作長編!』
『薄暮』の単行本の装画も影山さんが手がけられています。
9月に発売されたばかりの絵本『空からのぞいた桃太郎』も販売いたしました。
『誰もが知っている童話『桃太郎』。
でも、その『桃太郎』を空からのぞくと、意外な姿が見えてくるかも知れません。
かの福沢諭吉も批判したという、『桃太郎』の真実とは?』
装画、挿絵、絵本…と今回の展示ではそれぞれのお仕事をたっぷりとご覧いただけたと思います。
影山さんは「これからも時代に逆行した誰もやらない道を進んでいきたい」とおっしゃっていました。
GALLERY HOUSE MAYA企画
会期中無休/土曜は17:00まで
日本では古来から一つ一つの言葉に魂が宿ると信じられてきました。
語り継がれた言葉から見えてくる かたち や 思い を40人の作家が描きます。
作品はコチラでもご覧いただけます!
網中いづる 石川えりこ 石黒亜矢子 井筒啓之
井筒りつこ イマイアキノブ 上杉忠弘 遠藤拓人
オブチジン 軽部武宏 木内達朗 木原未沙紀
くまあやこ さかたきよこ 櫻井砂冬美 佐々木悟郎
sanoooo 篠崎三朗 城芽ハヤト 鈴木 圭
タダジュン たなか鮎子 谷口広樹 都築まゆ美
ツトム・イサジ 寺田克也 中村幸子 早川世詩男
原 マスミ 平澤一平 ヒロミチイト 深瀬優子
古屋亜見子 牧野千穂 益田ミリ 町田尚子
松成真理子 松本里美 南 椌椌 山福朱実
★初日11日(月)開廊時間前のお出かけをお考えの方へ★
8:00am頃よりギャラリー前にお名前をご記入いただく紙を設置しますので
いらした際にご記入ください。
その後は、開廊時間の11:30pmにギャラリーにお戻りください。
受付順にご予約を承らせていただきます。
メールや電話でのご予約は13時より承ります。
どうぞよろしくお願いいたします。