nivo slider image nivo slider image nivo slider image

1月31日(月)〜2月5日(土)
鈴木ゆかり「雪持ち柳・時代絵巻」

© Yukari Suzuki

雪持ち柳〜雪をいただいた早春の柳。
逆境にもちこたえることを「柳に雪折れなし」とたとえられる。
そんな雪持ち柳の様に、美しく強い、江戸の女たちを主に。
一昨年6月の「柳に風と〜時代絵巻〜」に続け、
時代小説の装画・挿絵をテーマに、カラーと墨で描きます。

桑沢デザイン研究所ビジュアルデザイン科卒業後、渡米。
Art Institute of Philadelphia イラストレーション専科卒業。
帰国後、フリーイラストレーターとして活動を始め、
書籍・PR誌・雑誌の表紙、挿絵を主に、広告・教科書などの
イラストも手掛ける。
’01,’02,’04,’09 にギャラリーハウスMAYAにて個展。
’05 より灘本唯人教室で学び始め、
’09 にギャラリーハウスMAYA装画を描くためのブラッシュアップ講座
時代小説クラスを受講&グループ展へ参加をきっかけに、
時代物をテーマに描き始める。
現在、時代考証の勉強の為、早稲田大学オープンカレッジで江戸文化講座を受講中。

主な仕事
・徳間文庫・北川歩実・著「長く冷たい眠り」・装幀画
・ベレ出版・田中春泥・著「心に響く漢詩名句辞典」・装幀画
・ミラ文庫・ノーラ・ロバーツ・著
「ハウスメイトの心得」「聖なる罪」「ポトマックの岸辺」他16刊・装幀画
・明日香出版社
「TOEIC TEST文法別攻略法」他シリーズ関係10刊・装幀画
「中学英語がイチから復習できる本」他シリーズ3刊・装幀画
・徳間書店・「問題小説」・新津きよみ・著
「その日まで」「あの日あの時」「忘れはしない」他・挿画

カテゴリー: 1月, 2011年, 2月, MAYA, スケジュール | タグ: , |

1月17日(月)〜1月29日(土)
谷口広樹個展「homosapiensaru」

またご縁があってギャラリー・ハウスMAYAさんで個展をさせていただくことになった。
前回「芒格札(まんぐざ)の庭」というタイトルの展覧会を催したのはもう21年前のことになる。32歳の時だ。
自分の心の奥底に猿のようなやつが棲み始めたのは大学生の時からだ。初めは形状 などの面白さとともに興味を覚え、homosapiensと呼んで可愛がっていたが、時間が経つに連れ、そいつは居候の立場を越えて傍若無人にもスペース だけでなく、家主の思考にまで邪魔をするようになっていった。その内、造り出そうとするものすべての善し悪しをそいつがジャッジし始めた。いかがなものか と驚き、訝しんだが、気がついたときには、人間の目線ではなく猿の目線で思考して行くことの面白さにすっかり洗脳されていた。私はそうしていつのまにか猿 になってしまった。
21年前の当時、猿になってから10年ほども経ってくるとそのことが日常になり過ぎ てしまったように思えて、更に素敵な猿になるようにパワーアップを望んだところ、 お釈迦様が輪廻転生を繰り返す中で、金の猿に生まれ変わったことがあると知った。
これだ!この猿だ!とピンと来た。そんな霊格の高い猿を自分に乗り移させようと考えた(その黄金の猿のことをチベットでは「まんぐざ」と呼び、中国では 「芒格札」という字が当てられた)。そこで猿そのものよりは高貴な猿が降りてくるような庭を描くことに終始した。その時は、降りてきた高貴な猿の魂をかす め取って自分のものとしようとしたのだ(笑)。
しばらくの間、自分が猿になっていたことが朧げになっていたが、昨年辺りからま た猿のことが頭をもたげてきた。猿そのものにも興味が再び湧いてきており、今で はhomosapiensaruと呼んで再び猿であることを愛でている。そこで今回は、心の内にあるhomosapiensaruの家を訪ねる旅をするこ とにし、その記録を披露しようと考えている。
谷口広樹/画家・イラストレーター・グラフィックデザイナー

1957年神奈川県生まれ。
1983年東京藝術大学大学院美術研究科修了。
日本橋高島屋宣伝部(現在ATA)を経て、1985年bise inc.を設立し
現在に至る。

ポスターやカレンダー、DM、文藝関係のブックデザイン、店舗の壁画やグラフィックなど多数手掛ける。
代表的な仕事に長野オリンピックの開・閉会式のプログラムがある。

絵画思考を中心に据えて、グラフィックデザイン、イラストレーションの他、
ジャンル、カテゴリーにこだわらずに独自の世界観を展開。
イベント、グループ展多数参加。
1988年「猿の記憶」(ギンザ・グラフィック・ギャラリー)や1998年「芒格札(まんぐざ)の庭」(パルコギャラリー/クリエイションギャラリー G8)などデザイン系のギャラリーはもちろんのこと、2002年よりシロタ画廊など絵画系のギャラリーにおいても個展活動開始。

現在、東京工芸大学教授。

http://www.homosapiensaru.com/

カテゴリー: 1月, 2011年, MAYA, スケジュール | タグ: , |

1月10日(月)〜1月15日(土)
花井正子展「adagio/紀州」

(C) MASACO HANAII

ノスタルジー・デジャヴュ・アヤシイ フウケイ…。
ハナイのフウケイの原点は 紀州にもありました。
画文集「ワタシ ハ アナタ ヲ マッテ イタ」刊行から4年の間
折にふれて 紀州 熊野に通いました。
そうして 気がついたら 40点の絵と文章がupです。
その中から 20点を選び ギャラリーハウスMAYAとの共同制作で
電子bookとして 出版いたします。その原画展です。
スケッチ・写真を含めた紀州ノートも 公開します。

「adagio 花井正子作品集 紀州」
詳細はmaya tres のサイトをご覧ください。

三重県出身 名古屋市在住 イラストレーター
トヨタ自動車海外部門勤務3年を経て イラストレーターに。
1−2年ごとの個展で風景・花・フルーツの絵の、新作を発表しつつ、
コマーシャル、エディトリアル、装画、ポスター等の絵を制作しています。
”なつかしさ と 新しさ・・・ナマの 熱” を 描きたく思っています。
東京イラストレーターズ ソサェティー会員

1990年、スペインに酔い心象風景を発表して以来、個展、グループ展多数開催

1995年、「トルコ幻想」三修社<アリアドネ企画> を作家 新田純子氏と刊行
後に「はるかなる トルコから」に改題

2006年、画文集「ワタシ ハ アナタ ヲ マッテ イタ」角川春樹事務所を刊行

2008年4月より、
甲南女子大学文学部メディア表現学科 非常勤講師

■仕事歴・クライアント
JR東海・Radio I・森下仁丹・ベネッセコーポレーション・全日空ホテル・竹尾・東芝EMI・エイベックス・ソニー ミュージック
エンターテイメント・東海郵政局・ESPASIO・シアターX・むすめ歌舞伎・西川千麗アートスフィア・資生堂・レイ エレガンス
・西武百貨店池袋本店・松下電器パナソニック 他

新国立劇場<月刊プログラム;Stage Note 表紙>2003年〜2007年6月
中日新聞連載小説<風たちぬ>挿絵2007年2月〜4月
朝日新聞小説<トリッパー>挿絵
WEDGE<子どもは変わる 大人も変わる>挿絵2003年〜現在他150冊ほど

http://web.mac.com/soyhana/

カテゴリー: 1月, 2011年, MAYA, スケジュール | タグ: , |

佐々木悟郎展「獅子頭」

2010年12月13日(月)- 12月23日(土)

MAYAがスタートした頃からの長いお付き合いとなるGOROさん
今回もMAYA2も使い二つのスペースで質、量共に観応えたっぷり!!
2010年を賑やかに華やかに(?)締めくくってくださいました。

朝日新聞で2010年2月から2011年1月まで連載されていた小説「獅子頭(シーズトオ)」 (楊逸・著)。
全258点のうち254点の作品を展示しました。(残り4点は会期中の返却が間に合いませんでした。)

「獅子頭」とは肉団子を煮込んだ中国の伝統料理なのだそうです。

GOROさんの展示には毎回たくさんのお客さまがお出かけくださいますが、今回は会期前から小説を楽しみに読んでいらっしゃる方からのお問い合わせが多かったようです。
新聞の切り抜きをスクラップして大切にお持ちくださる方も多く(スタッフ一同感激しました!)、透明水彩の原画の美しさをじっくりとお楽しみいただいていました。

小説は中国と日本が舞台になっており、連載前には実際に中国に取材に行かれたのだそうです。
風景、人物、雑貨…バラエティに富んだモチーフが並んだ壁面は壮観!特に食べ物 を描いた絵は本当に美味しそうで、夕方いらしたお客さまの食欲を相当くすぐったことではないかと思います。

webサイト

カテゴリー: From MAYA, MAYA, MAYA2 | タグ: |

新目惠展「緑の光線」

2010年12月6日(月)- 12月11日(土)

photo : Takuto Endo

12月とは思えない、やわらかく暖かい陽光に満ちた一週間でした。
新目さんはMAYAの装画コンペvol.6準グランプリ、TOKYO ILLUSTRATION 2007入選+審査員特別賞などを受賞、また装画や挿絵などで印象的なお仕事をたくさん手がけて注目を集めている作家です。

タイトルは「緑の光線」。エリック・ロメールの映画でご存知の方も多いかと思いますが、太陽が沈む直前または昇った瞬間に緑の光だけが輝くことがあるという、ごく稀な自然現象のこと。見た人は「幸せ」になるといわれています。
新目さんが描いたのは何気ない日常の一場面。そんな中にこそかけがえのない「幸せ」があるのかもしれないと感じられる気持ちのよい作品が21点並びました。

画材はW&N水彩と和紙。
陽光きらめく風景は現実?それとも白日夢・・・?
ハレーションが起ったような淡い色彩の画面、透明感溢れる美しい光の表現は新目さんの得意とされるところであり、作品を前にしたときに心に静かに響きます。

今回はグリーンコーディネーター渡辺慎子さんとのコラボレーションで松ぼっくりや様々な木の実で装飾された数点のフレームを展示。ギャラリー入り口に飾られた様子はまるでクリスマスリースのよう、この季節にぴったりな暖かい雰囲気を演出していました。

新目惠web site

T.I.S内ページ

カテゴリー: From MAYA, MAYA | タグ: , |

古屋亜見子展「9人のローズ」

2010年11月22日(月)- 11月27日(土)

photo : Takuto Endo

外苑の銀杏並木が陽射しを浴びて金色に輝く気持ちのよい一週間でした。 古屋さんは装画や挿絵を手がける機会が多く、文学的な香りのする作品で多くのファンをお持ちの作家です。

「ローズの宝物」

MAYAでは3年ぶりの個展です。
「ローズ」という名の通り花のようにただ美しいだけでなく うかつに触れると棘が刺さりそうな繊細な魅力を持つ少女たちが描かれました。

「薔薇の卵」

モチーフが女性や薔薇…というと甘い雰囲気になりそうですが、ほのかにビターでストイックなテイストが漂うのが古屋さん流。
天使の姿でも度々登場しますが、今回の展示では女性が現実的な雰囲気になってきたとのご感想を多くいただきました。

「タッカシャントリエ」

落ち着いたシックな色彩はアクリルガッシュに依るもの。
女性像と並んだアナナス、タッカシャントリエ、ウツボカズラ…といった不思議な姿をした植物や花たちは、解りやすい可愛らしさに魅力を感じないという古屋さんらしいセレクトでした。
前回個展「ルル・ベカの恋」 は電子Bookとして近日発売予定!詳しい情報はwebサイトにUPされると思いますので、こちらもぜひご覧ください。

古屋亜見子web site

2007年4月個展「ルル・ベカの恋」
2004年10月個展「詩的空間」

カテゴリー: From MAYA, MAYA | タグ: |

12月13日(月)〜12月23日(木)
佐々木悟郎展「獅子頭 shī zi tóu」

(C) GORO SASAKI

朝日新聞連載小説「獅子頭(シーズトオ)」 楊逸・著2010年2月-12月連載 挿絵全258点をMAYAとMAYA2の2つのスペースに展示いたします。

*現在小説連載中につき最終回までの18話分は原画返却され次第、展示追加いたします。

カテゴリー: 12月, 2010年, MAYA, スケジュール | タグ: |

12月6日(月)〜12月11日(土)
新目惠個展 「緑の光線」

太陽が沈む直前、または昇った瞬間、緑の光だけが輝く
稀な自然現象「緑の光線」。
見た人は「幸せ」になれるという
そんな嬉しい言葉に肖って
豊かな緑を贈ることができれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

1974年東京都調布市に生まれる。
桑沢デザイン研究所卒業。
東京イラストレーターズ・ソサエティ会員。
装画を描くコンペティションVOL.6 準グランプリ。
TOKYO ILLUSTRATION 2007 入選/審査員特別賞
(飯野和好氏 Best One)。

www.megumiaratame.com

カテゴリー: 12月, 2010年, MAYA, スケジュール | タグ: , , |

今井未知展「L’appartement」

2010年11月22日(月)- 11月27日(土)

上品で女性的な柔らかさが特徴的な今井さんの作品は書籍、広告、雑誌など幅広い媒体で見ることが出来ます。久しぶりの個展に本人は最初やや緊張されていたご様子でしたが、ギャラリーに並んだ作品は穏やかでやさしい空間を作っていました。

La cuisine

La cuisine

テーマは「アパートメント」。
パリで銅版画を学び、生活されていたこともある今井さんならでは、 思わず部屋の模様替えをしたくなるような素敵なお部屋ばかりです。

Le couloir

Le couloir

キッチン、リヴィング、ダイニング、浴室…。それぞれの部屋に並んだ細かいモチーフの一つ一つにまでこだわりが感じられます。
殆どの作品に人物は登場しませんでしたが、2点だけ子どもが描かれた作品は小さい息子さんがいる今井さんならではの温かい視点で描かれました。

La salle de bain

La salle de bain

画材は透明水彩。お仕事でも求められることが多い、美味しそうな食べ物、美しい花や植物、素敵な雑貨類といったモチーフは今回もまた好評でした。

今井未知web site

カテゴリー: From MAYA, MAYA | タグ: |

11月29日(月)〜12月4日(土)
古屋亜見子展「9人のローズ」

9人のローズ達。
時には迷子になったり、頭に花を咲かせていたり。
そんな彼女達を包む優しい時間を描きました。
Gallery House MAYAでは3年ぶりの個展です。
花の絵も併せて展示いたします。

1970年生まれ。
北見隆氏に師事。書籍表紙や挿絵で活動中。

http://www.amikofuruya.com

カテゴリー: 11月, 2010年, MAYA, スケジュール | タグ: |