古屋亜見子展「9人のローズ」

2010年11月22日(月)- 11月27日(土)

photo : Takuto Endo

外苑の銀杏並木が陽射しを浴びて金色に輝く気持ちのよい一週間でした。 古屋さんは装画や挿絵を手がける機会が多く、文学的な香りのする作品で多くのファンをお持ちの作家です。

「ローズの宝物」

MAYAでは3年ぶりの個展です。
「ローズ」という名の通り花のようにただ美しいだけでなく うかつに触れると棘が刺さりそうな繊細な魅力を持つ少女たちが描かれました。

「薔薇の卵」

モチーフが女性や薔薇…というと甘い雰囲気になりそうですが、ほのかにビターでストイックなテイストが漂うのが古屋さん流。
天使の姿でも度々登場しますが、今回の展示では女性が現実的な雰囲気になってきたとのご感想を多くいただきました。

「タッカシャントリエ」

落ち着いたシックな色彩はアクリルガッシュに依るもの。
女性像と並んだアナナス、タッカシャントリエ、ウツボカズラ…といった不思議な姿をした植物や花たちは、解りやすい可愛らしさに魅力を感じないという古屋さんらしいセレクトでした。
前回個展「ルル・ベカの恋」 は電子Bookとして近日発売予定!詳しい情報はwebサイトにUPされると思いますので、こちらもぜひご覧ください。

古屋亜見子web site

2007年4月個展「ルル・ベカの恋」
2004年10月個展「詩的空間」

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