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たなか鮎子「クリスマスマーケットのふしぎなよる」原画展

2019年12月2日(月)〜12月7日(土) @MAYA2

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パリ在住のたなか鮎子さんの新作絵本の原画をご覧いただきました!

「クリスマスマーケットのふしぎなよる」 (作・たなか鮎子 講談社 刊)

「クリスマスマーケットのふしぎなよる」
(作・たなか鮎子 講談社 刊)

「クリスマスマーケットのふしぎなよる」(作・たなか鮎子 講談社 刊)

「おじいちゃんとはじめて訪れたクリスマスマーケット。そこでヨハンは、ツリーから落ちて困りはてた金色のお星さまに出会います。マーケットの番人であるくるみ割り人形と一緒に、ガラス細工の天使やジンジャークッキーなど、マーケットの仲間たちみんなと協力して、お星さまを元のクリスマスツリーに戻そうとがんばるのですが、いじわるな北風が邪魔をして……。
ドイツで暮らした経験をもとに著者が描く、夜の町にかがやくクリスマスマーケットでおきた、ちいさな奇蹟のお話。」

© Ayuko Tanaka

© Ayuko Tanaka

© Ayuko Tanaka

© Ayuko Tanaka

MAYA2を入ってすぐに目に入ったのは…

© Ayuko Tanaka

© Ayuko Tanaka

正面の壁を飾るクリスマスツリー
絵本のシーンと共に、木製や陶器、プラスチックなどを素材に作られたオリジナルのオーナメントやテーブルの上にはオブジェが賑やかに華やかに並びました。

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実際にヨーロッパのクリスマスマーケットで購入されたオーナメントや、くるみ割り人形などのオブジェなども。

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子どもの頃にドイツで暮らし、クリスマスマーケットの思い出を持つ鮎子さん。
凍てつく厳しい寒さに負けず、愉しむ人々の笑顔や、ホットワインやスイーツの甘い香り、それぞれの店からこぼれる温かい明かり。
穏やかな幸せに満ちた時間と場所は、幼い少女の心に小さな灯を点し、大人になった鮎子さんによって美しい絵本となって私たちの前に姿を現したのでしょう。

きっとクリスマスを迎える季節には永く読みつがれるだろう一冊。
ぜひ、クリスマスマーケットを訪ねるような気持ちをたくさんの方に感じていただければと思います。

たなか鮎子artistページ
webサイト
instagram

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深瀬優子展「箱庭姉妹」

2019年11月25日(月)〜12月7日(土)

展覧会の作品発表を中心に活動され、国内外に多くのファンを持つ深瀬優子さん
装画コンペvol.2のMAYA賞受賞者でもあり、今回は7年ぶり4回目のMAYAでの個展です。

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「油彩を薄く何層にも塗り重ねながら、物語を紡ぐ様な気持ちで一枚の絵を描いています。
現実と少し隔たりのある好きな物だけ詰め込んだ箱庭みたいな小さい世界が好きで、
そんな小さな世界に遊ぶ姉妹を描きました。
親友であり自分を写す鏡の様な存在でもある姉妹、
箱庭では少女と兎、鴉や猫や他の動物達とも姉妹です。
描かれた姉妹たちの物語を想像しながら楽しんで頂けたら嬉しいです。」

「寓話姉妹」© Yuko Fukase

「寓話姉妹」© Yuko Fukase

箱庭のような世界に密やかに暮らす、必ずしも人間同士とは限らないさまざまな姉妹たち。
上の作品「寓話姉妹」は三姉妹なのだそうです。

「夢見がちな姉妹」© Yuko Fukase

「夢見がちな姉妹」© Yuko Fukase

「女王」 © Yuko Fukase

「女王」
© Yuko Fukase

左「踊るお嬢さん」右「天駆ける乙女」© Yuko Fukase

左「踊るお嬢さん」右「天駆ける乙女」© Yuko Fukase

 「ぽっぺん月夜」© Yuko Fukase

「ぽっぺん月夜」© Yuko Fukase

筆致の見えない美しい画面は油彩アルキド樹脂絵具混合技法によるもの。
静かな眼差しの感情の見えない少女たち(時には少年)は、ずっと深瀬さんの世界に棲み続けています。

「蜜刻」© Yuko Fukase

「蜜刻」© Yuko Fukase

アポロチョコやカルピス、モンブラン、ホットケーキと、夜しか咲かない烏瓜、ぽっぺんなど、ちょっとノスタルジックな小道具から物語が広がっていくようでした。

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作品集、ポストカード、缶バッジなども大人気!
深瀬さんもほぼ毎日在廊、何度も足をお運びくださるお客さまも多く、静謐な作品とは対象的に賑やかな二週間の展覧会でした。

深瀬優子artistページ
twitter

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鈴木伸展「夜の讃歌」

2019年11月25日(月)〜11月30日(土) @MAYA2

鈴木伸さんの個展がMAYA2で初めて開催されました。
詩情溢れる文学的な作品が、外光が入らず時の流れを忘れるような空間と美しい調和を見せていました。

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「この展示ではテンペラ油彩の混合技法で描いた作品と、リトグラフによる版画作品を出品しております。
古典技法を基としており、そこに描かれるテーマは「夜」に潜む物語りです。
作品の絵肌とともに会場でご観覧下さい。」

「匣」© Shin Suzuki

「匣」© Shin Suzuki

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「花荊」© Shin Suzuki

「花荊」© Shin Suzuki

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「ロマの家」© Shin Suzuki

「ロマの家」© Shin Suzuki

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「彼方」© Shin Suzuki

「彼方」© Shin Suzuki

最終日には、鈴木さんのリトグラフ制作のきっかけとなった山田隆志氏によるゼネフェルダー・ミニプレス機のデモンストレーションも行われました。
作品のイメージの基になっているのは、古今の説話や伝承物語。
妖しく幻想的、画面の背後になる物語を想像せずにいられない、濃密な鈴木さんの世界をたっぷりとお愉しみいただきました。

カテゴリー: MAYA2 | タグ: |

冬期休廊のおしらせ

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冬休み
新年は1月13日から、佐々木悟郎展でお待ちしております!
風景や植物、小物など、透明水彩の世界をMAYAとMAYA2でたっぷりとお愉しみください。

カテゴリー: 12月, 1月, 2019年, 2020年, スケジュール |

牧野千穂展「森に隠す」

2019年11月11日(月)〜11月23日(土)

牧野さんの4年ぶりの個展です。
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パステル画38点とボリュームたっぷりの展示。
絵本、書籍装画、さし絵の原画、そしてオリジナル…と、牧野さんの世界をさまざまな切り口からご覧いただきました。

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今年出版された新作絵本「ちびねこのチュチュと、スプーンのあかちゃん」の原画。

© Chiho Makino

© Chiho Makino

「ちびねこのチュチュがピアノの練習をしていると、友達の、とかげのウィルフレッドがやってきて、
スプーンの家に生まれた赤ちゃんを見に行くことになりました。
ちびねこのチュチュやみんなは、赤ちゃんに会いたくて、もうたいへん!
だっこしたり、プリンを作ったり、おどりをおどったり。
赤ちゃんスプーンのはじめてのお仕事は、プリンをすくってくれることでした! 」(内容説明より)

装画では、児童書から翻訳ミステリーまで幅広いジャンルを手がけられています。
思わず手に取りたくなる美しい本ばかり。

「贋作」(書籍装画)© Chiho Makino

「贋作」(書籍装画)© Chiho Makino

© Chiho Makino

© Chiho Makino

© Chiho Makino

© Chiho Makino

バイカーブーツを履いた猫が人気者。「ケバブ」はさし絵のお仕事より。

「ケバブ」© Chiho Makino

「ケバブ」© Chiho Makino

大きな反響のあった描き下ろしの作品「黒い森」「白い森」
これから牧野さんが行く道を示唆するような世界には、今後もまた別のかたちで出会えるかもしれません。

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「白いドア」© Chiho Makino

「白いドア」© Chiho Makino

牧野千穂artistページ

カテゴリー: MAYA | タグ: |

2020年2月3日(月)〜2月8日(土)
山本いつこ展「すてきなくちびるさん」

© Itsuko Yamamoto

© Itsuko Yamamoto

今回の展示では、自主制作絵本『すてきなくちびるさん』と
そのチェコ語訳『Úžasná PaníPusinka』をはじめ、
絵本の原画や日々制作した絵画を展示いたします。
『すてきなくちびるさん』をチェコ語に翻訳するきっかけとなった
なないち(東京外国語大学4年)との出会いや、
チェコにまつわるあれこれを詰め込んだZINEも会場にてご紹介予定です。
どうぞ、くちびるさんとその仲間たちに会いに来てください。

兵庫県出身
多摩美術大学 美術学部絵画科日本画専攻 卒業

展示
2009  「だいたいの世界」Gallery conceal,東京
「ヤングアーティスト作品展示会」ブリックギャラリー,東京
2012  「第8回ベラドンナ•アート展」東京都美術館,東京
「GALLERY HINOKI ART FAIR ⅩⅣ」ギャラリー檜,東京
2013 「第9回ベラドンナ•アート展」東京都美術館,東京
「GALLERY HINOKI ART FAIR ⅩⅥ 」ギャラリー檜,東京
2014  「COLORS TO GO」25TOGO BRIGHT 3Fギャラリースペース,台湾 高雄市
「GALLERY HINOKI ART FAIR 」ギャラリー檜,東京
「C/LABORATORY PROJECT」@ Asia Contemporary Art Show 2014
香港のホテルアートフェアにて日本人アーティストを発信するC/LABORATORY
PROJECT(シーラボラトリー・プロジェクト)に参加。
2016 「ITSUKO YAMAMOTO FIRST SOLO EXHIBITION」Cafe Hi famiglia,東京
2019 「Giant PIGture Show-Taiwan×Japan コラボレーション」Wrong Gallery Taipei,台湾 台北

受賞
第21回越後湯沢全国童画展 奨励賞

https://itsuko-yamamoto.jimdo.com

カテゴリー: 2020年, 2月, MAYA, スケジュール | タグ: |

2020年1月27日(月)〜2月1日(土)
tent展「Exophony」

MAYA ブラッシュアップ講座 2018-2019 selection

© tent

© tent

スペイン語の言葉の響きや、夏のバスク地方の風景から
インスパイアされた作品を展示します。

1983年東京生まれ。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。
岩波書店「旅するニホンゴ」装丁、雑誌「山と渓谷」「Pen」「ことりっぷマガジン」
「散歩の達人」挿絵、サントリー「天然水」Amazon限定パッケージなどを手がける。
リアリティと心地よさを大切にしています。

www.tentintokyo.com
Instagram / @tent_illustration

同時開催: 高倉愛展「でたらめ博物館」

カテゴリー: 2020年, 2月, MAYA, スケジュール | タグ: , |

2020年1月27日(月)〜2月1日(土)
高倉愛展「でたらめ博物館」

MAYA ブラッシュアップ講座 2018-2019 selection

© Megumi Takakura

© Megumi Takakura

少し ふしぎで あやしい
でも思わず、くすっとしてしまうようなイラストを描いています。
今回は自分が好きな「モノ」たちを一堂に集めてみました。
展覧会名は でたらめ博物館
ぜひのぞいてみてください。

成安造形大学日本画クラス卒業
トランプ、かるたの企画などを経て、
現在、イラストレーター・デザイナーとして活動中

◯WEBサイト
https://kenko660606.wixsite.com/takakura

Instagram
@takakuramegumi_illustrator

◯Mail
kenko660606@gmail.com


同時開催:tent展 「Exophony」

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小林ゆき子絵本原画展

2019年11月4日(月)〜11月9日(土)
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子どものための絵本を数多く手がける小林ゆき子さんの3年ぶりの個展です!

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最近出版された絵本の原画を中心に展示。
小さなお客さまも多く、時には ゆき子さんによる読み聞かせも!
正面の壁にはDMにもなった「グリム童話 みつばちの じょおう」(ひかりのくに)を。

© Yukiko Kobayashi

© Yukiko Kobayashi

深い緑の苔に覆われ水気を帯びた地面と真珠の白いきらめきが美しい一枚。

そして、森の世界から一変、こちらは雪と氷の世界へ…

© Yukiko Kobayashi

© Yukiko Kobayashi

「アンデルセン童話 ゆきの じょおう」(文・岡信子/世界文化社)

© Yukiko Kobayashi

© Yukiko Kobayashi

© Yukiko Kobayashi

© Yukiko Kobayashi

「おいしい おひなさま」文・すとうあさえ(ほるぷ出版)

© Yukiko Kobayashi

© Yukiko Kobayashi

「さくらんぼ たべたい!」(チャイルド本社)

© Yukiko Kobayashi

© Yukiko Kobayashi

こちら展覧会のための描き下ろしの作品は、実は次の絵本のためのイメージでもあるのだそうです。
会期中は、このクマの子に生命を吹き込むように、たくさんのラフが描かれていました。
毎回展覧会のたびに、つぎの絵本の予告編となるようなものを見せてくださる小林さん。
今度はどんな物語になるのでしょう?楽しみにお待ちいただければと思います。


https://kobayashiyukiko.theblog.me

カテゴリー: MAYA | タグ: |

2020年1月13日(月)〜1月25日(土)
佐々木悟郎展「Yesterday and Today」

MAYA2同時開催/会期中無休・土、日曜、最終日は17時まで。

‘Humburg’ Watercolor on Arches,250×320mm © Goro Sasaki

‘Humburg’ Watercolor on Arches,250×320mm © Goro Sasaki

MAYAでは植物や静物などバリエーションに富んだモチーフを、
MAYA2では国内外のさまざまな風景を。
2020年のスタートは佐々木悟郎さんの作品をたっぷりとお愉しみください!

*会期中の予定など、決まり次第随時お知らせしてまいります。

leaves and petals Watercolor on Arches,© Goro Sasaki

leaves and petals Watercolor on Arches,© Goro Sasaki

1956年1月27日生まれ。 1978年、愛知県立芸術大学デザイン科卒業。
1981年、アートセンター・カレッジ・オブ・デザイン卒業。
1983年、NACC展ADC部門特選。 2000年、講談社出版文化賞さし絵賞。
著書 「ライカ百景」枻文庫 「水絵を描く 佐々木悟郎」美術出版社 「水彩スケッチ」美術出版社 「Songs to Remember」ヤマハミュージックメディア 「20 Cherished Objects」Blue Sky Books/888 Books

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