宮島えりか展「星座の神話と象徴」

~古代人が夜空に感じた神秘に触れる~
2016年2月29日(月)〜3月5日(土)
miyajimaerika

仙台を拠点に活動されている宮島さんです。
以前より古代神話の世界が好きだったとのことで、今回は多くの人が最も身近に触れることのできる神話として十二星座がテーマに描かれました。

「牡羊座」© Erika Miyajima

「牡羊座」© Erika Miyajima

星座がモチーフとなった作品すべての背景にシンボリックな星が描かれたのは、舞台美術のような効果を狙ったとのこと。同じサイズで帯状に並べたのは、黄道(太陽の通り道)上に存在する12の星座の物語をギャラリーの空間に表現したかったから、とおっしゃっていました。

「乙女座」© Erika Miyajima

「乙女座」© Erika Miyajima

ギリシャ神話の神々を描くために、これまでとは違う人物の表現に挑戦された宮島さん。
大好きなクラナッハの神秘的な人物像からインスピレーションを得られたのだそうです。

「魚座」© Erika Miyajima

「魚座」© Erika Miyajima

12星座以外に、ギリシャやヒンドゥー、アジアなど様々な神話もモチーフに。

「惑星ニビルのアルファベットスタイル」© Erika Miyajima

「惑星ニビルのアルファベットスタイル」© Erika Miyajima

紀元前3500年頃に栄えたシュメール文化。石版に記された「アヌンナキ」によって人間は知恵を得て、文化が発展していったといわれているのだそうです。そのアヌンナキを伝えたのが惑星ニビルからやってきた人々…と、ちょっとSF的要素も入ったユニークな作品も並びました。

宮島えりかartistページ

カテゴリー: 2016アーカイブ, MAYA   タグ:   この投稿のパーマリンク