宇野信哉展「ちょんまげ以外。」

2015年6月29日(月)〜7月4日(土)
unoshinya_maya

MAYA装画コンペvol.3MAYA賞を受賞直後から、時代物のお仕事で大活躍の宇野信哉さん
2013年には武蔵野市立吉祥寺美術館で、装画や新聞連載小説挿絵など、これまでのお仕事を
一同に纏めた大々的な展覧会が催されました。

MAYAでは6年ぶり3回目となる今回の展示は、ちょんまげ以外のプレゼンテーションを。

『冬列車』© Shinya Uno

『冬列車』© Shinya Uno

画材は水彩絵具
コシが強いブラシタイプの油絵具用筆水彩画用の筆など数本を使い分けて描かれるのこと。

『パリ警察』© Shinya Uno

『パリ警察』© Shinya Uno

玄光社の『イラストレーションファイルWebニュース』では、
セピアカラーが印象的な宇野さんの作品が生まれるまでの工程が公開されています。
http://i.fileweb.jp/news/how-to-draw/1550/

『横浜夜景』© Shinya Uno

『横浜夜景』© Shinya Uno

都会の風景から、ヨーロッパのムード漂う人物、ノスタルジックな昭和的な表現まで、
宇野さんの普段と一味も二味も違う顔と、完成度の高さをたっぷりと見せてくださいました。

…が、もちろん十八番の時代物のお仕事原画も多数展示ということで、
結果的に展覧会タイトルは『ちょんまげ以外。とちょんまげ。half & half』となりました。

© Shinya Uno

© Shinya Uno

『新撰組三番隊隊長として、剣に生きた男の生き様を鮮烈に描く渾身の時代小説』。
ブックデザインは浅妻健司さん

© Shinya Uno

© Shinya Uno

こちらは、『山本周五郎 長篇小説全集』(新潮社)の新装版。
山本周五郎生誕110年として2013年6月から今年2月まで毎月刊行された全26巻の装画を
手がけられました。ブックデザインは新潮社装幀室の田中愛子さん
ちなみに今回のDMとなったのは第二十六巻の『青べか物語』の装画となった絵でした。
今後はさらに時代物以外の作品を見る機会は増えることと思います。ご期待ください。

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