太田裕範展「合わせ鏡」

2010年11月1日(月)- 11月6日(土)

photo : Takuto Endo

大阪を拠点にイラストレーションのお仕事をされている太田さん。これまで装画コンペでも強い印象を残す作品で参加してくださっていました。東京では初めての個展です。

6H〜6Bの鉛筆の濃淡で丁寧に描き込まれた女性、花、動物たち。

今回のテーマである「鏡」は太田さんにとってイマジネーションを想起されるモチーフなのだそうです。以前制作した「鏡地獄」(江戸川乱歩)の手製本も合わせてご覧いただきました。

優しかったり、強かったり、妖しかったり… 以前は人物の後ろ姿や男性を描くことが多かったそうですが、今回は女性が見せるさまざまな美しい顔、表情にこだわっていらっしゃいます。 髪の毛一本一本まで丁寧に描かれた画面に思わず見ている方のタメイキが漏れることも。
白と黒のみの画面はギャラリー前を通りかかった方の目を惹くようで 立ち寄ってくださるお客さまが多い一週間でした。

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