2011年12月12日(月)〜24日(土)@MAYA2
岩崎書店の「怪談えほん」シリーズ第一弾「悪い本」の原画展です。
http://www.iwasakishoten.co.jp/special/kaidan/07951/
しみじみと、じんわりと、怖さを感じるこの絵本、
文章を手がけられたのは宮部みゆきさん。
シリーズを監修されたのは文芸評論家で怪談専門誌『幽』編集長の東雅夫さん。
刊行直後から大変評判となり、「ダ・ヴィンチ」誌で糸井重里さん、秋山具義さん、
横里隆さんが選ぶ「ひとめ惚れ大賞」を受賞。
絵本ファンのみならず注目の一冊です。
MAYA2の扉を開けると…
目に飛び込んでくる正面の壁の大きなくま!
こちらは今回の展覧会のために新たに描かれた作品でした。
Photoshop で加工することを前提に描かれた水彩の原画は
印刷された絵本と見比べると印象が異なります。
これは吉田さん曰く「お化粧を施す前のスッピン状態」。
ラフ、割愛されたページを新たに描き下ろした作品なども公開され
絵本の制作過程に触れることができる展示に。
他に立体作品や普段のお仕事で求められることの多いファンタジックな作品も
少しだけご覧いただきました。
「くま」に見つめられながら黙々とサインをしていた吉田さん。
絵本のワンシーンを彷彿させるイラストレーションも一緒にその場で描かれ
ご購入いただいた方に喜んでいただきました。
吉田さんは大阪在住のため一週目のみの滞在でしたが
連日たくさんのお客さまとのやりとりで充実した6日間となったご様子。
後半になるにつれお客さまが増えてゆき、口コミやtwitter等の影響力を
とても強く感じた展覧会でした。
2月13 (月)からは大阪The 14th. MOONでも展示があります。
お近くの方は是非お出掛けください。
「悪い本」は下記オンラインショップでもご購入いただけます。
岩崎書店website/amazon/ビーケーワン
吉田尚令 Website/ http://www.hiruneweb.com/