北村人個展「クレヨンと木炭」+「しごと展」

2012年10月8日(月)〜10月13日(土)


北村人くん、二年ぶりの個展です。
写真は、装幀家でアートディレクターの坂川栄治さんと12日のトークイベント終了後に撮影。
清々しい人くんの笑顔からイベント大成功の雰囲気が伝わるでしょうか!

© Jin Kitamura

前回と同様、2つのスペースを使ってボリュームのある展示をご覧いただきました。
ギャラリーハウスMAYAでは描き下ろしの新作を。

© Jin Kitamura

個展やグループ展のたびに、自分の世界観の軸はしっかりと保ちつつ、
画材や表現などで新たなチャレンジをしていた人くん。
今回は敢えて「初心に戻って」とクレヨン木炭による作品が並びました。

© Jin Kitamura

こちらは、ご自宅にたくさんあった原稿用紙をつかった
『書けないから描きました』というシリーズの一枚。

そしてMAYA2では…

実際に仕事で使用された作品、ボツになった作品などを解説付きで展示!
MAYA装画コンペvol.6以降、たくさんの装画を手がけている人くんのお仕事から
雑誌や文芸誌の挿絵や、初の絵本「万次郎さんとおにぎり」(福音館)、
デザインを手がけたオリジナルトートバッグなど幅広くご覧いただきました。

「泣けるプロレス リターンマッチ」(アスペクト刊)

こちらの依頼は「昭和のレスラー」。
あまりプロレスには詳しくなかったので、資料をたくさん集め、
どのような場面がよいかと相談しながら描いたそう。
泣けるプロレス」1作目の際に提案したけれど不使用だった作品が
2作目の装画になったとのことです。

「光になった馬。―たったひとつの―」 (EPO 著/主婦の友社刊)

絵本のような作りでイラストレーションがたっぷり使用された本
光になった馬-たったひとつのー」、装幀は坂川栄治氏。

川(時代)の流れをしっかりと見ること。流れの早さは?水は澄んでいるのか?
それから、そこにどのように竿を差すかと考える

これはトークイベントでの坂川さんのお話です。

一見無駄と思われることの中に引っかかるものが見つかることがある。
好奇心を忘れずにどんどん無駄なことをやること。そうして人間力は培われる

坂川さんお得意のダジャレがたっぷり盛り込まれつつ、心に刻みたい言葉がたくさん!
人くんのナチュラルなキャラクターでリラックスした雰囲気で進行され、
笑顔が溢れるあっという間に過ぎた2時間でした。


展示した作品の一部はこちらでもご覧いただけます!
https://www.gallery-h-maya.com/artists/kitamurajin/

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