ヒロミチイト


「時を刻む」


「時を刻む」という言葉は美しい。特に「刻む」の部分が好きだ。「時を刻む」という事は完結した「遠い昔」ではなく、まさに「今」を刻む事だと思う。その感じを絵で表現するには「デジタル時計」でも「長針と短針のあるアナログ時計」でも駄目だと思った。それらは、絵に描いた途端に「時を止めてしまう」からだ。「一番新しい過去」となってしまった「ほんの少し前の今」を含み、そして未だ見ぬ未来へ継続した「時」をとらえるモノでなくてはいけない。それには、砂時計が僕の中ではピタッときた。
上には「未来」が、下には「過去」が、そして、今まさに落ちていく「今」がそこにはある。

sold out/油彩/額・外寸300×390mm

© Hiromichiito

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