平澤一平


「つらら」


「つらら」。出身地の秋田では、冬は普通に見られるものでしたが、
東京ではあまり見ないものですね。
漢字の「氷柱」という字面も美しいなと思います。
「つらら」は美しいですが、落ちると大変危険で厄介なものなのです。
そこで、スコップなどでバキバキと落します。
で、子供達はその落ちた「つらら」でチャンバラの真似事などしたり
していました。
あと、東京から転校してきた千葉くんはつららを舐めていましたが、
地元の子供らは「汚い」ということで舐めません。
(屋根や雨樋をつたってできるものなので)
この絵は秋田市の昭和48年の四八豪雪の時に弟と撮った写真を基に
描きました。

木彫り、手彩色/サイズ297×420mm

© Ippei Hirasawa

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