1992年、現在全製造廃止となっている旧ポラロイドフィルムによる
ポラロイドイメージ転写コンテストをきっかけに写真に取り組み始めました。
ちょうどその頃永原ゆり・小本章両氏による美術出版社新技法シリーズ
『光の版画』を読んだ事もあって、写真というより光の版画を
相応しい表現名として愛用するようになりました。
当時はまだアナログカメラの時代で、
様々な工夫をして多重露光や合成をおこないポジフィルムに画像をおさめました。
そのポジフィルムから専用プロセッサーで露光し現像し、
ネガフィルムを印画紙ではなく、紙や布に転写させました。
だいぶまえに製造中止となったポラカラー125が私にとって馴染みやすく
今回はほとんどが、ポラカラー125を用いて転写させた作品です。
レセプターである紙の種類によって同じポジでも
かなり違った独特の表現性が期待できるばかりでなく、
同じ紙でも一枚一枚違った仕上がりとなるので今回原画と表記しました。
そして結果的にほとんど1点ものとなりました。
3点のコラージュ作品は転写した作品をカラーコピーして構成しました。
ポラロイド旧フィルムはなくなりましたが、
写真はますます身近な表現手段として、
クリエイティブワークに欠かせないものとなりました。
1992年のコンテストで撮影した写真を転写しコラージュしました。
今後も創意工夫して写真を構成に取り入れていくつもりです。
千葉県に生まれる。
女子美術大学芸術学部芸術学科造形学専攻卒業。
1992年までデザイン会社勤務。
1992年より写真を使ったクリエイティブワークを始める。
1993年ポラロイドイメージ転写コンテスト奨励賞
2005年『池田響子光の版画展』喫茶れいにて
2006年『苺のソラリゼーション展』市川市文化の広場にて
2012年『池田響子光の版画展』ギャラリーハウスMAYAにて