MAYAの2018年は、二年ぶりの出久根さんの個展ではじまりました!
プラハを拠点として、絵本や児童書のさし絵などを手がける出久根さん。
ギャラリーの壁の半分を飾ったのは、先日刊行されたばかりの初エッセイ集『チェコの十二ヶ月―おとぎの国に暮らす』に収められた絵と、
チェコのグリムと言われる、エルベンの民話集『命の水』のために描かれた絵でした。
展覧会のために描かれたのは、雪景色の中で遊ぶ子どもと動物たち。
会期中にはこんな大雪が降った日もありました。
テンペラ技法で描かれる出久根さんの制作の一日は、卵をひとつ割ることから始まるとおっしゃいます。
連日賑やかで忙しかった東京を離れ、出久根さんはプラハの空の下、穏やかな制作の日々に戻られたことと思います。
次はどんな世界を私たちに見せてくださるのでしょう。どうぞ楽しみにお待ちくださいね。