2017年5月29日(月)〜6月7日(水)
2年ぶりの城芽さんの個展です。
光や空気の揺らめきの中、凛とした眼差しを持つ透明感のある少女たちが並びました。
タイトルとなったAETHER(エーテル)とは、古代ギリシア時代から20世紀初頭までの間に想定されていた全世界を満たす物質の一つ。

『ロバと王女』© Hayato Jome
哲学者アリストテレスはエーテルを地・水・火・風に加え、天体を構成する第5の元素であると提唱したのだそうです。
それはまた「消えることのない空の輝き」を語源に持つ言葉でもあります。
“以前の個展で、疳の虫と例えていた人物周辺のあやかしは、
古代に宇宙の要素と信じられていたエーテルなのかもしれません。”(挨拶文より)
今回の展示に併せて、絵の中の少女が纏う衣服と同柄のパターンのTシャツやワンピース、
作詞作曲、演奏、唄の全てを城芽さんが手掛けた、3枚目のアルバムも制作。
CD『WET 3RD FLOOR』が販売されました。(過去のアルバムはiTunesでも試聴、購入できるそうです!)
会期中の土曜には、城芽さんがドラマーとして所属するTumbleweed(撮影:滝澤加奈子/左から、滝澤充、ヒロミチイト、城芽ハヤト、佐々木悟郎)のミニライブをMAYA2で!
オリジナルソング8曲、その後の二次会ではビートルズなどのカバーで盛り上がった土曜の夜でした。
更に入り口には、なんと顔ハメ看板が。
写真で顔をハメているのは看板制作の頼もしい協力者だった、MAYAスタッフのくまちゃん。
SNS上にも城芽さんに変身した多くの写真が掲載され、こちらもお愉しみいただきました。