2016年1月25日(月)〜2月6日(土)
プラハを拠点に絵本や児童書などを手がけ、国内外で注目
MAYAでは初めての個展です。
日本やチェコでお仕事のために描かれた子どもをモチーフにしたドローイングや版画をご覧いただきました。
チェコのアルバトロス社で2014年に出版された12人の作家が其々に思う“迷宮”が描かれた本『Labyrinty světa (ラビリンスの世界) 』に掲載された一枚。
石膏ボードにテンペラと油彩の混合技法で描かれています。
エッチングでは、チェコで出版された詩集「クリスマスの手紙」の挿絵を中心に。
出久根さんの愛する猫がモデルになった絵も並びました。
原画を展示した「Zajatci stříbrného slunce(とらわれた銀の太陽)」はSF絵本。
装画と挿絵を手がけられた児童小説『Říkali mi Leni (レニと呼ばれた私)』。
今回のDMもその挿絵として描かれた一枚でした。
銀座のギャラリー巷房での展示と会期が重なり、ファンの方には出久根さんの世界をたっぷりとご堪能いただけたことと思います。MAYAにもたくさんの方にお出かけいただき連日大盛況でした。
出久根さんはまた静かに制作に向かう日々に戻られたようです。
今回展示した作品の一部は作品集『ねずの木と赤い実』(学研教育出版刊/http://amzn.to/1niTtQF)にも収録されています。