2015年5月18日(月)〜5月23日(土)
2年ぶり、2回目のえんどうゆりこさんの個展です。
前回はあらゆるいきものの棲み処としての『森』を、そして今回はそこから更に視野は拡がり、
森をも含む『山』がテーマに描かれました。

「きっしょうのやま」© Yuriko Endo
山は、ときには色鮮やかに、時には水を含み重く、時にはいきものたちと軽快に、
様々な衣を身に纏うように変化をする。
着るものによって、稜線は豊かでやわらかかったり、鋭く冷たかったりする。
その山の模様のひとつの石になって、そこに生きるうごめきをじっと感じ眺めていたい。
(えんどうゆりこ)

「月の夜まで」©Yuriko Endo
少女らしく、たおやかな表現の中に、芯の強さが感じられるゆりこさんの作品。

「わたしの山」© Yuriko Endo
最近の作品にはそこはかとなく「和」テイストも。
日本の伝統的な模様や造形を改めて見つめる機会が増えたこと、
そして若冲などの日本絵画からの影響も大きいかも、とおっしゃっていました。

「あみだの食事」© Yuriko Endo
「日常の風景、または日常から離れた不思議な空間に存在するいきものやひとを、
線や色や形で独自にメタモルフォーゼしていきたい」(ブログより抜粋)
画材はアクリル、色鉛筆、ボールペンなど。
昨年はTIS公募展で大賞を受賞!グループ展などに参加する機会も増えて
さまざまな場面で存在感を放つことの多かったゆりこさん。
今後の更なる活躍が楽しみになる一週間でした。