木村圭市郎 , 木村タカヒロ , 木村百花/親子三代展
2013年3月4日(月)〜16日(土)
展覧会の度にユニークなアイデアで驚かせてくれる木村タカヒロさん。
今回はなんとお父さま、娘さんと一緒に「親子三代展」です!
MAYAでは木村タカヒロさんの個展を。
顔面コラージュなどの新作や、GQ JAPANの連載挿絵などを展示。
また、今回はタカヒロさんのアニメーション制作時のパートナーであった三好るいさんが立ち上げた
ブランド「kimveil (キムベール)」の商品のお目見えもありました。
商品はタカヒロさんのイラストレーションが施されたクッションやブローチ、ランチョンマット、
スカートなどバラエティに富んだ品揃え。
インテリア、ファッション雑貨はこれからもさまざまなアイテムが増えていくようです。
MAYA2では圭市郎氏(お父さま)と百花さん(娘さん)の作品を展示。
こちらは圭市郎氏の作品。
圭市郎氏は『タイガーマスク』や『サイボーグ009』、『ピュンピュン丸』等を手がけ
伝説のアニメーターとして後のアニメーターに多大な影響を与えた方です。
会期中、タカヒロさんと圭市郎氏のアニメーション上映会も開催。
原画展示した「侍」は、アクションアニメーションの真骨頂といった気迫に満ちたものでした。
木村圭市郎素描動画劇場
そして、こちらは百花さんの作品。
小学6年生の頃からイラストレーターを目指してはじめたブログが大人気、
昨年はサントリーフラワーズ「ピンクリボンキャンペーン」でメインビジュアルを手がけ
現在は美大に通いながらイラストレーター活動をされています。
やさしく愛らしい百花さんの世界は、同世代の少女たちから絶大な支持を得ています。
桃の宝石箱
「父から絵の手ほどきを受けたことはなく、アドバイスをもらったこともほとんどない。
娘からも絵について聞かれたことはなく、僕が口をはさんだこともなかった。」と
タカヒロさんはおっしゃいます。
作風は三人三様で異なりますが、絵を描く情熱の強さは血筋を感じずにいられない、
熱くエキサイティングな展覧会でした。