絵本のためのお話づくり展

2012年9月3日(月)〜9月8日(土)

MAYA主催「ブラッシュアップ講座」の一つとして2011年4月から月一度開催してきた
「絵本のためのお話づくり講座」。
数々の魅力的な絵本を世に送り出している敏腕編集者、筒井大介氏(イースト・プレス)と
堀内日出登巳氏(岩崎書店/写真後列右から2番目)を講師に迎え、
絵本づくりを学んだ13人による展覧会です。
それぞれが悪戦苦闘しながら繰り返し作り続けた絵本ラフと原画を展示しました。

© Eiko Uchikoba

内木場映子   『きみに会いに』
遠く海を越え、いくつもの街と夜を旅して。
ある日突然うさぎになってしまった妻を連れ、彼女の故郷にやってきた夫。
妻との再会を信じてやって来た、月の輝くある夜の出来事
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© Izumi Kano

加野いずみ   『おうちちゃん』
ちいさな「おうちちゃん」は、なかみちゃんという女の子と一緒に暮らしてい
ました。ところが、おうちちゃんは自分の中に住んでくれないなかみちゃんに
腹をたてて、家出をしてしまいます。
歩いていると、おうちちゃんは自分の中に住んでくれる住民に出会います。
はじめは、小さなネズミに。猫に、犬に。
そして普通の大きさに育ったおうちちゃんが出会ったのは…。
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© Hiroko Kusama

くさまひろこ  『おかめインコのほっぺのいろ』
日常の一枚一枚が色でつながるように、お話を考えました。
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© Ayart

Ayart 『デンワでんわ』
デンワさんは街中の人気者。
なんでかって?それはデンワさんの電話はどんな遠いところでも必ずつながる
魔法の電話。そんなデンワさんの家にはひっきりなしに人々が電話をかけに訪れ
ます。でもデンワさんがおしゃべりしているのを誰も聞いた事がありません。
そんなある日のことデンワさんの電話のベルがなりました。
ところがデンワさんは電話に出ようとしません。
なんで出ないのか街の人たちも心配になりました。
一体誰からの電話なのでしょう。。
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© Miho Sofue

祖父江 美保   『わたしがきたばしょ』
わたしが来た、暗闇にあった○(まる)の中には、変な形や、動くもの、動かないもの、
生きてるもの、造られたもの、小さなもの、大きなものが、いっぱい、たくさん、いて、
ある世界。わたしが来た場所は、どんなところだったのか…
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© Kazuko Tsuji

辻和子   『ぼんぼけ』
何の変哲もない小さな町が、「ぼんぼけ」の日には大変身!
一昼夜で、どんどん変わる町の様子を、定点観測のドキュメンタリー風に
表現しました。画面の中では、小さなサイドストーリーも進行中。
そしてクライマックスに現れるものは?
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© Sawako Hikita

ひきたさわこ  『なまけもの』
いつも、みんなから「なまけもの」って
よばれているけど、ほんとうに「なまけもの」なのかな?
じつは、みんなのしらないじかんに
いろんなことをしている「なまけもの」のおはなし
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© Chinatsu Kawamura

川村千夏   『まわりみち』
ある日曜日の午後、朝から降っていた雨はすっかりやんで、
気持ちよく晴れわたっていました。
おけいこごとの帰り道だった「わたし」は、すこし遠回りしてみることにしました。
あんまりお天気がよかったので。
「わたし」はいつもとは違う道を歩きだしました。
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© Akiko Miyahara

宮原あきこ   『わし、くま。 きみ、すき。』
くまくんには、好きなものがいっぱい。一番好きなのは、お友達のはなちゃん。
「好き」っていい気分。好きって言いたいな、でも、怖がられて嫌われたらいやだなあ。
だって、くまくんは、ぬいぐるみのくまで、はなちゃんは、人間の女の子。
くまくんがおしゃべりしたら、ビックリしちゃう。
だから、じっとして、黙って座ってる。
でもあるとき、新しいお友達がやってきて……さあ、くまくん、どうする?
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© Yasuko Momose

百瀬 靖子  『あこがれ』
猫が、どうして自分はお魚が好きなのかを不思議に思い、
あこがれの気持ちに気がついてお魚になろうとします。
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© Hideki Mori

森秀樹   『ヘソまがりなチーター』
ヘソまがりチーター
今日もまた、一匹でブラブラ。
お気に入りの所へ行きボーっとしたり・・
サバンナをブラブラして、家族の待つ家に帰ってくる。
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© Hideki Yamada

山田 秀紀  『うえのくも したのくも』
小さな虫のストーリー。
自分の巣に えものがかからないことを 悩んでいたくも
その蜘蛛を 不思議な「あみ」で助けた蜘蛛がいました。
たすけられた蜘蛛とたすけた蜘蛛。さて、2匹の蜘蛛の行く末はいかに。
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© Katsuko Yamanaka

山中克子   『とんがり屋根の上』
白ねこブロンコとふくろうルクルクは、みか月を見ながら、
いつもふくろうルクルクのとんがり屋根の上で、お話をします。
みか月が、パラシュートになったり公園のシーソーになったり
船になってゆらゆら揺れたり…
月色ジュースを飲むと体が光って夜空を飛ぶことも出来るかも…
夜空を飛んでいると黒い雲がブロンコとルクルクにおおいかぶさり
何にも見えなくなってしまいます。
はたしてブロンコとルクルクはどうなるのでしょうか?
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