江頭路子展「いつか みた けしき」

2012年4月16日(月)〜21日(土)

この展示期間内、MAYAの他に2ヶ所のグループ展とZineのイベントに参加…と
大忙しだった上、後半はお客さまが多く殆ど座る時間もなかったというのに、
ずっとキラキラの笑顔だった江頭さんです。

MAYAでの個展は2008年に続き、2回目。
表現力、技術力ともに一回りも二回りもグレードアップし、
勢いの波に乗っている様子が伝わってくる1週間でした。

「丘の上の通学路」© Michiko Egashira

以前の作品では幼い子どもの印象が強かった江頭さん。
絵本や幼児向けの雑誌などのお仕事を多数手がけていらっしゃいます。

今回は子どもの絵と同じくらいのボリュームで並んだのが
思春期の「少女像」でした。

「エスケープ」© Michiko Egashira

初夏の陽射し、心地よく吹く風、軽やかな足音。
弾むような笑い声や、繊細な感情の揺らぎを感じられるような少女たちの眼差し。
穏やかな日常の一場面を素直で清潔感あふれる表現で描かれています。

絵本「はこちゃん」企画イラストレーション ©Michiko Egashira

多くの方が驚嘆したのが、絵本完成までの過程をスクラップしたファイル。
繰り返し描かれたラフには、細かい指定などが書き込まれており
使用されなかったアイデアも含む綿密な記録は、絵本作りを目指す若い方にとって
参考になることが多かったのではと思います。
展示作品を収録し販売した2種のZineも大好評でした。

絵本、装画、さし絵…と活躍のフィールドが更に広がりそうな江頭さん。
今後もぜひご期待ください。

江頭路子artistページ にも新作が多数追加されております!

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