2013年12月9日(月)〜14日(土)
草鞋之會(わらじのかい)とは「挿し絵の世界を華やかにすること」を目的に1994年、
百鬼丸氏の呼びかけにより、時代物を描く挿し絵画家四人で結成された会です。
MAYA、MAYA2、クリ8ギャラリーの3つのスペースで久しぶりの草鞋之會の展覧会を
開催いたしました。
西のぼる展@GALLERY HOUSE MAYA
最近のお仕事の原画を中心に。
そのうち数点は、装画として印刷されたものを併せてご覧いただきました。
洗練された構図と筆跡や塗りムラの見えない、美しく描き込まれた原画。
多くの時代物を描く若手イラストレーターが何度も足を運んでくださいました。
安倍龍太郎氏の新聞連載小説「等伯」の挿絵を手がけられましたが、
長谷川等伯の魅力をもっと広く伝えたいと、オールカラーの絵物語が出版されています。
MAYAでは等伯へのオマージュ『松林』も展示しました。
http://www.tis-home.com/noboru-nishi/
百鬼丸@MAYA2
ガラリと雰囲気が変わり、こちらはソリッドで緊張感のある切り絵の世界を。
臨場感あふれる表現、着物や甲冑の柄など細部に至るまで、すべてナイフで制作。
今回は切り絵と下絵、最近制作されている半立体の作品のほか、Tシャツや手拭い、
カレンダーなどのオリジナルグッズを展示。百鬼丸さんご自身も、ユニークで魅力的な方です。
同時開催/草鞋之會/原田維夫×蓬田やすひろ展 @クリ8ギャラリー
http://www.cre-8.jp/pickup/pickup.php?pickup_id=1354
12月10日には、ゲストに新潮社の高橋千裕氏をお迎えし、
原田維夫氏、百鬼丸氏の3人でトークイベントを行いました。
百鬼丸さんによる切り絵の実演や、若手イラストレーターからの質疑応答など。
http://www.cre-8.jp/pickup/pickup.php?pickup_id=1362
クリスマスを前に街が華やぐ頃、重厚な和の世界をたっぷりご覧いただきました!