山口マオ個展「キヨシローになろう!」

2013年9月16日(月)〜9月21日(土)


MAYAではなんと7年ぶりのマオさんの個展です。
ちなみに一番最初は1992年、萩原朔太郎『猫町』の絵本出版にあわせた展示でした。
いつの間にやら長いおつきあいになっていたんだね〜とみんなビックリ!

© Mao Yamaguchi

『忌野清志郎さんは、もう25年も前から原発や戦争の愚かしさや、
理不尽な権力の圧力に対する怒りや思いをロックやブルースという手段を通して
痛烈に表現し続けてきた。あれほどまでに社会問題をストレートに、
しかもカッコよく歌い続けたアーティストを、ジャンルを問わずボクは他に知らない。』

© Mao Yamaguchi

『2009年5月2日、キヨシローは2011年の311の地震や原発事故を経験することなく、
58才という若さでこの世を旅立った。
今、清志郎さんが生きていたら、何を思い、何を歌っただろう?
「キヨシローになろう!」…なんて、とんでもない大風呂敷を広げたものである。
自分は勿論、誰しもキヨシローななんかなれっこないし、清志郎のような強烈な個性と
意思を持ったアーティストは、唯一無二、忌野清志郎しかいない。
しかし、家庭や家族を大事にしていた栗原清志が、キヨシローという表現で世の中に、
いつも「本当のことは曲げられやしねえ!!」と自分の思いを歌い続けた姿勢をボクは、
忘れちゃいけないし、見習わなきゃいけないと感じている。

たいしたことは出来なくても、自分にやれることはやる!好きなように描く!!
これくらいのことは続けていきたいと思っている。
じゃないと、この空がまた暗くなってしまうから。』(挨拶文より抜粋)

© Mao Yamaguchi

ドローイングや木版画など、MAYAとMAYA2でたっぷりと50数点、
中にはギターや戸板にペイント、窓枠を用いてガラス絵…といった作品も。
そしてMAYA2のテーブル上は絵の具や筆が持ち込まれ、マオさんがいる間は常に
ライブペインティングをご覧いただきました。
これまで国内外で出版された絵本も並び、マオさんのアトリエに遊びにきたような
リラックスした空間をお愉しみいただけたと思います。

© Mao Yamaguchi

こちらは出来立ての2014年カレンダーからの一枚。
ひと足早く販売し、壁掛け、卓上共に好評でした。

マオさんの作品は11月のPEACE CARD展でも展示予定。ぜひお出かけください。

http://www.tis-home.com/yamaguchi-mao

カテゴリー: 2013アーカイブ, From MAYA, MAYA, MAYA2   タグ:   この投稿のパーマリンク