2011年3月28日(月)〜4月2日(土)
MAYAでは3回目のいよりさんの個展です。
これまでの展示では新旧のフランス映画であったり、
バズ・ ラーマン監督の「ムーラン・ルージュ」といったテーマで描かれていたように、
ヨーロッパ的な美しい女性像のイメージの強かったいよりさんですが、

江國香織『つめたいよるに いつか、ずっと昔』より
今回はガラリと趣向を変えて、日本の恋愛短編小説がテーマです!

江國香織『つめたいよるに デューク』より
「恋愛」をキーワードに、夏目漱石、宮沢賢治、石田衣良、江國香織の小説を題材に
挿絵を意識して、それぞれ数点ずつ描かれていました。

江國香織『つめたいよるに 桃子』より
画材は透明水彩と墨。
前回の個展以降は、人物だけでなく風景や静物、動物といったモチーフを
お仕事でも求められる機会が増えてきたご様子です。
ギャラリーでは、ご本人も美しいお着物姿を見せてくださいましたが、
日本刺繍作家の佐藤正院氏とコラボレーションされた刺繍半襟の展示もありました。