「しんしん」
ドイツの冬。
体の奥深くまで沁み込んでくるような寒さと
闇に沈んでいくような暗さ。
街と隣り合わせになっている森は、深くて広くて、
どこまでも続いているような錯覚に陥ります。
けれど、そんな中にも、人々のゆるやかな日々の営みがあって
おだやかで幸せな空気が、そこらじゅうを漂っています。
しんしんというひらがなの優しさと
深深という漢字のきりりとした厳しさが、
ひとつの言葉に同居している感覚。
ドイツの冬と似通っているところがある気がして、この言葉を選びました。
sold out/アクリル、石膏粘土/額・外寸300×400mm
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