花井正子 Masaco Hanaii
名古屋市在住
電子book「adagio 花井正子が描く紀州」maya tres
画文集「ワタシ ハ アナタ ヲ マッテ イタ」角川春樹事務所
画 ・後書き「トルコ幻想」三修社
HP soyhana.jimdo.com
mail soyhana@mac.com
使用画材, 技法:パステル、クレセントボード
キーワード:風景、デジャヴ
・・・あかるい 虚無
・・・黙して 近づいて きて 狂(フ)れなが ら 遠ざかっ て いった
・・・色 っぽい こと・・・色 を 塗 る・・・と いう の ハ
・・・陽 炎 の 中 で・・カタ ン・・と 音が し て
道 の 影 が 30 度 傾い た 気が した
・・・ザラリ・・・と した リアリ ティー が あっ た
・・・空 の 果 て だ け あ かる い
・・・こんな に つめたく 咲き きる事 が・・・
・・・夜 気 が たち こめ て
点 滅 する 信号 の
なん て 酷薄 な こと だ ろ う
・・・痴 の あ かる さ
・・・落日の緋色 は 赤イ ビー玉 を 奥歯 で ガリ リ・・・と 噛ミ 砕 イタ 色
・・・灼 け た 広 い 往 還 に ヒトガ イナイ・・・な つか しい ・・ この先 に 発 電所 と 鉄 塔 が あ る
・・・蛍光灯 の 白い光 を 浴びてBは しーん と した
・・・絶対に 取り返し ガ つかない・・・深 い 奈落・・・(の 感覚) を ヒト は 本能的 に わかっ て いて・・・ どう か まっとう に 生きたい・・・と ねがう
・・・夕立 が あがった
なに か さびし い なつか しい かんじ
・・・歴史 ト 体温 ト 沈黙 ト血
・・・キタイ しない 澄んで いる
・・・夜の 闇 の 気がとおく なりそう な なまめ かしさ が
無防備 な 心 を 乱 す
・・・町 の 中心 なの に・・・なにか もうひとつ・・・影 が うすい うす いの に・・・ぬる い 体 温・・・が ある ので よるべない・・・昏い安 堵・・・が こみあげる
・・・曖昧 な 記憶・・・若いころ の 母や 祖母や 父の 顔・・・とうの 昔 の・・・さび しい 光・・・いとなみ の かな しみ と 平 穏
・・・町に ただよう この 突き放し 感・・・は
・・・太古に・・・人の心根に・・・自然の荒い包容に・・・静脈を流れる血の赤 に・・・夜の空をうねる大河に・・・歴史に・・・母のいとなみに・・・静寂 に・・・・・対する 幼い さびしい なつかしさ
・・・こんな に 惹 かれていても 知るほど に カオスの 中 で さま よ う
・・・t ri p どろり と 熱い 芯 が とろ けた・・・やるせ な い dejavu
・・・過 剰 す ぎ て ナ ニ カ ガ タ リ ナ イ
・・・臨 海 の こんな 人工の光 を 虚 と いうが 虚 ハ 実 は ホント ウ・・・非日常 を ふらりふら り 往来して ノーリに 浮かぶ こと は・・・ドンナコ トモ すべて 虚 で ホントウ
*虚構 事実ではない事を、事実らしくつくりあげること。つくりごと。
・・・さざ な み そう いう 旅・・・彼岸・・・狂・・・恍惚・・・彼 岸
・・・欠 伸・ ・・を 誘 ウ・・ ・狂 気 ・ ・・
・・・花 び ら の つけ根に 1滴 うすい 血紅が滲む花びら
・・・醒 めて も 胸 が さ わぐ なら こ の まま 疼 き を ト ジ コ メ・・・
・・・なにかをひとつ 超えるごとに 風圧に 身を任せる誘惑に あらがえなくな る・・・荷物を 全部 そこにおいて 次に行く ために・・・この緊張は・・・ 最高の自由・・・・・でもある
・・・なにか を 予感する・・・未知のなにかに 慰撫される・・・そして なにか に 行き着く・・・ゴーギャンの 耳には きっと 夜のしじまに遠くで うねる 太鼓の乱打の 抑揚 が きこえ て・・・
・・・うつ つ に 遠雷 を きく どうとで も な れ
熊野古道なかへち美術館
好きな場所
車中