-合皮と刺繍で縫い描く夢二の世界-
2014年10月13日(月)〜18日(土)
ヒラバヤシさんも昨年開催したブラッシュアップ講座受講者の1人。
プロレスのマスクやグッズのデザインのお仕事をしていた…という話しになると
ご本人もプロレスラーだったのか?と間違われるような体格のよい方です。
この写真、いつもよりギャラリーが小さく見えますね!

© Kei Hirabayashi
人工皮革を素材にイラストレーションの制作を始めたのは2006年から。
最初は画面の上にパーツを1つ1つ縫い重ねて作られていましたが
細かい表現になるほど画面に厚みが出てしまうことから、
ジグソーパズルのようにパーツをはめ合わせて縫い込む技法に落ち着いたそうです。

© Kei Hirabayashi
これまでは男性的なモチーフを強い表現で制作していましたが、
今回は敢えて柔らかいテーマに挑戦、竹久夢二の世界を再現。
素材とモチーフのミスマッチ感がユニークな作品が並びました。

© Kei Hirabayashi
現在ヒラバヤシさんのアトリエには、色彩が豊富で耐久性のある人工皮革は100色ほど、
色によって画面に独特なニュアンスを出すステッチや刺繍用糸は、なんと500色近い
ストックがあるのだそうです。
今回の展示で面白いアイデアが生まれた様子。今後の展開が楽しみな一週間でした。