山福朱実×西田幸代 2人展「花鳥獣月」

2011年9月5日(月)〜10日(土)

近年多くの絵本を手がけ注目される木版画作家・山福朱実さん(右)と
デザイナーとして活躍される西田幸代さん(左)。
まるで姉妹のような2人は永いお付き合いの友人同士です。
どこか共通した世界観を持つ彼女たちの初の2人展です。

「さえずり」© Akemi Yamafuku

庭でたくさんの植物を育てながら暮らす朱実さんは、まさに緑の手を持つ人。
さまざまな生きものへの深い愛情を感じる、
そして観た人にも力強いパワーを与えるような作品が並びました。
前回の個展は2008年9月、ちょうど3年前。
https://www.gallery-h-maya.com/80901.html

「青い月」© Akemi Yamafuku

サイズも大小さまざまな木版画の他に、木彫画や刺繍の作品なども併せて約30点を展示。
版画を扇子に仕立てた作品も好評でした。
山福朱実☆べむべろ通信

「妖精とカマキリ」© Sachiyo Nishida

こちらは西田幸代さんの作品。
ペーパーを幾層にも重ねて奥行きを作ったレリーフ作品です!
デザインやディスプレイなどのお仕事をしながら制作を続けていたという幸代さんの
作品が初お目見えとあって、楽しみにいらしてくださった方がたくさんいらっしゃいました。

「狩り」© Sachiyo Nishida

額の中を覗くとそこに広がる不思議な景色。
たくさんの動植物たちと一緒に度々登場するマタギが
さらにその世界をユニークなムードにしています。
(幸代さんは実はマタギ好きなのだそうです)
日常のお仕事とは全く違うモードで取りかかった今回の制作はとても刺激的だったそう。
今後のアイデアもたくさん生まれたようで、どのように変化してゆくのか楽しみです。

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