山福朱実「乙女座流星群」

2008年9月1日(月)〜9月6日(土)


夏が戻ってきたような陽射しが続いた一週間。
この数年、絵本関連の仕事で注目される山福さんのMAYAでは初めての展覧会です。 平面、陶器の立体、半立体、絵本、書籍、オリジナルグッズ…と盛り沢山の賑やかな展示でした。


「水田」



山福さんが制作するのは木版画。ストレートに描くのではなく「刷る」という課程が楽しく、印刷屋さんのお家に生まれ育った自分に向いている!と感じていらっしゃるのだそうです。
独学で始まり、努力家で研究熱心という性格ゆえに精力的に制作を続けて、魅力的なakemitaワールドが出来上がりました。



「ルンタ」



個展準備だけでなく、『受難と祈り-、チベットを知るための夏』というイベントの実行委員としても本当に忙しく過ごされたこの夏。そうした時間の中でいろいろな人や物事が繋がってゆき、深く感じられることも多かったようです。MAYAにはチベットをテーマにした作品も2点並びました。

『ルンタ』とはチベット語で「風の馬」を意味する、祈りの旗のこと。すべての生きとし生けるものが平和で幸福と健康に恵まれて過ごせるようにという祈願が込められているのだそうです。




「太陽」



韓国で出版される絵本『あの遠い宇宙には』原画も展示。これまでの作品に描かれていた、時代や国籍を超越したような地球上の「何処か」から一挙に宇宙へと飛び出した表現に「新境地発見!?」と大好評でした。

今後もいくつか絵本が出版される予定。次ぎはどんな世界を見せてもらえるのでしょうか…楽しみです!

山福朱実☆べむべろ通信
『ヤマネコ毛布』 (パロル舎)
『砂漠の町とサフラン酒』(小川未明/架空社)

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