遠藤拓人展「エデンのタロス」

2011年5月23日(土)〜5月28日(土)

本の装画、文芸誌や新聞小説の挿絵などで活躍する遠藤さんの2年ぶり3回目のMAYAでの個展です。

以前より児童書から文芸、ときには官能系まで…と幅広く手がけていらっしゃいましたが、
この数年急激に増えたのが「時代物」とのことで、前回の展示ではじっくりと和の世界が描かれ好評でした。
そして、今回はまたガラリと変わって彼の原点回帰的な作品がズラリと並びました!

「事実と側面」

もともとヨーロッパ的なデカダンスが漂う作品を作っていた遠藤さん。
タイトルのタロスとは、ギリシャ神話に登場する架空の自動人形の名前なのだそう。

「キュベレー」

人物、動物、風景…そして何やらアヤシイものたち。(笑)
それらは「そのもの」であるようにも、何かのメタファーでもあるように見えます。
一見きわどいモチーフであっても、決して「品」が崩されることの無いのが遠藤さんの表現。

「象」

全体を通して壮大な叙事詩のようだった今回の展示。
多くの方が遠藤さんのフィルターを通して大胆に再構築された神話の世界に酔い、
お愉しみいただけたようでした。


■遠藤拓人@artistページ

■http://www.artakuto.com/

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