町田尚子展「hovering」

2013年9月23日(月)〜9月28日(土)

『新潮45』の表紙や本の装画、さし絵、絵本などで活躍されて、熱心なファンを持つ
町田さんの展覧会です!

『遠雷』© Naoko Machida

町田さんの絵に繰り返し登場するのは、少女と猫。
そしてジャッカルやハイエナ、カモシカや獏など、ちょっと珍しい動物たち。

『方向指示器』© Naoko Machida

幻想的な世界はまるで夢の中の景色。微かな空気の動きや息づかいを捉えようと、
耳を澄ますように作品に向かうお客さまたちが印象的でした。
作品はキャンバスアクリルガッシュで描かれています。

© Naoko Machida

新作28点と一緒に壁面を飾ったのは、絵本『おばけにょうぼう』(内田麟太郎 著/イーストプレス)
の原画。妖怪の男女がお見合いをして結婚、子どもが産まれるまでを描いた『化物婚礼絵巻』が
元となったお話なのだそうです。
いるのいないの』(京極夏彦 著/東雅夫 編/岩崎書店)では、子どもから大人までを震え上がらせ、
迫力たっぷりの「怪談絵本」として強烈な印象を残しましたが、こちらの絵本は「おばけ」とはいえ、
思わずクスッと笑ってしまうような楽しさがあります。
制作の際は「おばけ=妖怪」を異形のものたち、と考えた途端に筆が進みだした、とのことでした。
町田さんの愛猫白木さん(ファン多し!)にもご注目ください。

© Naoko Machida


NaokoMachidaWeb

展示作品の一部はmaya storeでも
ご紹介しております。

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