安藤貴代子展「ハテナノハナシ」

2013年7月15日(月)〜7月20日(土)

安藤さんは藤沢周平「蝉しぐれ」を描きMAYA装画コンペvol.8グランプリを受賞。
以来、時代小説や児童文学の装画や、新聞連載小説の挿絵などを手がけて活躍中です。

「眺望」© Kiyoko Ando

「普通に描いてるつもりでも“フシギな絵”と言われる」とおっしゃる安藤さん。
それでは!と今回は敢えて「不思議」な話ばかりを集めての展示となりました。

「Magic Blue Case」© Kiyoko Ando

題材になったのは、佐藤さとる『机の上の仙人―机上庵志異』に収録されたファンタジックな童話や、
竹筒に棲むほどのサイズで飼い主のために働くといわれる妖怪『管狐(くだぎつね)』、
天狗の団扇に見立てて疫病を払うといわれるヤツデや、毒薬で有名なトリカブトなどなど、不思議がズラリ。
「Magic Blue Case」は好きな曲にインスピレーションを得て「和」の表現で描いてみたのだそうです。

© Kiyoko Ando

画材はアクリルガッシュ透明水彩カラーインクなど時々で使い分けていらっしゃるそう。
これまでのお仕事ではあまり見せることのなかったタッチで、大きい画面に描かれた風景も
のびのびした筆致が気持ちいい!と好評でした。

https://www.gallery-h-maya.com/artists/andokiyoko/

カテゴリー: 2013アーカイブ, From MAYA, MAYA   タグ: ,   この投稿のパーマリンク