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堀内亜紀展「愛と魔術—Love&Magic—」

2012年6月18日(月)〜6月23日(土)

奈良を拠点に活動されている堀内亜紀さんは、MAYAの「装画を描くコンペティション」の
記念すべき第一回のグランプリ受賞者
東京での個展は受賞者展以来で11年振りとなります。

作品は油彩とテンペラの混合技法で描かれています。
今回の展示のメインとなったのは、タロットカードの原画。

「鏡リュウジ☆恋占術」公認オリジナル・タロットより© Aki Horiuchi

鏡リュウジ氏監修のタロットのお仕事で描かれた、大アルカナ(寓意画/22枚)と
小アルカナ(棒、剣、聖杯、硬貨の4組のモチーフで構成/56枚)の計78枚の中からも多数並びました。
堀内さんは元々占いなどに詳しかったそうですが、お仕事で度々描くうちに更に知識が深まり、
いつしかリーディング(鑑定)も出来るようになったとのこと。
会期中もお客さまとタロット談義で盛り上がっていました。

『Eggplant』© Aki Horiuchi

お仕事では他にもファンタジー小説の装画などヨーロッパ的なテーマが多かったようですが、
最近のオリジナルでは徐々にオリエンタルなムードが色濃くなってきた模様。

「山の神」© Aki Horiuchi

現在は以前よりアイデアを温めてきた絵本の制作を少しずつ進められているとのこと。
東洋と西洋、大地の薫りがするような力強さと女性らしいセクシーさ、そして神秘的な要素が混在する
堀内さんの世界、どのような物語を見せてくれるのでしょうか・・・ぜひご期待いただければと思います。

http://www5.kcn.ne.jp/~a-t/a&t/

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グリム童話の女性たち -その二百年の秘密-


6月25日より開催いたします!
グリムといえば…の「赤ずきん」や「白雪姫」「いばら姫」「シンデレラ(灰かぶり)」等は勿論、
あまり知られていないけれどハラハラ、ドキドキ、ワクワクするような魅力的な物語まで。
36人のイラストレーター+絵本作家が、グリムに登場する美しく、賢く、逞しく、
時に恐ろしい女性像を描きます。


特設サイトでは展示作品や出品作家プロフィール、イベント詳細をご覧いただけます。

https://www.gallery-h-maya.com/maya-tres/grimm/

ぜひお出かけください。

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ささめやゆき作品展

2012年6月4日(月)〜6月16日(土)

数多くの絵本、装画、挿絵、ポスター、エッセイなどで幅広い世代から愛され、
時には役者として舞台に立つこともある(!)ささめやゆきさんの個展です。

「雨」新国立劇場/井上ひさし・作/栗山民也・演出/ポスター原画2011/©Yuki Sasameya

演劇のポスター、ヨーロッパの薫り漂う作品、空中ブランコやテントといったサーカスの一場面、
歌舞伎や時代劇の登場人物、版画、モノクロームの線画、旅先のスケッチ、絵日記…など、
MAYAとMAYA2の2つのスペースで、さまざまな角度から ささめやさんの世界をたっぷりと
ご覧いただきました。

HYMNE A L'AMOUR 愛の讃歌/©Yuki Sasameya

「ボクサーの名はマルセル・セルダン。エディット・ピアフがもっとも愛した男。
彼に向ってつくった歌が『愛の讃歌』。この歌をつくっていた時間にボクサーは
飛行機事故で死んでしまう。左側のロシア語とは何の関連もないが、こうして
ならべるとおもしろいかなと思ったから。絵の中のLA VIE EN ROSEは勘ちがい
おわらいください」

こちらは一つ一つの絵に付けられた ささめやさん直筆のキャプションより。
つぶやくように書かれた味わい深い文章もじっくりとお楽しみいただけたと思います。

「イワンのむすこ」蜂飼耳・作/ハモニカブックス刊/©Yuki Sasameya

絵本では、絶版となってしまった名作「マルスさんとマダムマルス」
面相筆で繊細に描かれたはだかのカエルとはだしのライオン
イソップ物語で最も有名な物語オオカミがきた
昨年出版されたイワンのむすこなどの原画を展示。

ディスタンス(クレーのように)/筑摩書房プリマー新書/©Yuki Sasameya

一枚目の写真は会期中に行ったトークイベントのものです。
語られたのは、好きな画家、一番最初に描いた作品、パリ、NY、イタリアの生活、
心に残った言葉についてなど。そして「La Boheme」(シャルル・アズナブール)の
美しい日本語訳の朗読もありました。
そのときお話しされていた言葉を抜粋します。

「インスピレーションを超えることが必要。
自分が描いたものからインスピレーションを受けることもある。
クレーのように切ったり貼ったりすることで、新しい世界が出来るように
描いたり消したりするうちに残像が生まれて素晴らしいかたちが出てくる」

http://www.tis-home.com/sasameya-yuki

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Library 更新


装画コンペの受賞記念に審査員の方が作ってくださった本、
今回はvol.8、9の本を掲載いたしました。

↓こちらからご覧いただけます。
Library

Facebookページ では、受賞後に手がけた実際のお仕事のご紹介もしています。

今年で12回目のMAYA装画コンペ、作品受付は7月となります。
詳しくは応募要項をご覧ください。よろしくお願いいたします!

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相川葉子展「Chocolate Mint」

2012年5月28日(月)〜6月2日(土)

© Yoko Aikawa

相川さんの個展は2009年に続いて2回目。
女性誌や情報誌の挿絵や書籍装画などを手がけ活躍する作家です。

© Yoko Aikawa

静物、風景、動物をモチーフにした作品のイメージが強かった前回 に比べて
今回はたくさんの人物が登場!
美しい女性から中年男性のペーソス、ユーモアたっぷりのお相撲さんまで、
様々な「キャラクター」を描くことに愉しみを感じていらっしゃる様子です。

© Yoko Aikawa

画材はカラーインク。
透明感のある美しい色彩とsweetな雰囲気は、相川さんの作品の魅力の一つですが
これからはそこに微かな「苦み」を加えることも意識したいとのこと。
個展タイトル「Chocolate Mint」はそうした意図からつけられたものでした。

© Yoko Aikawa

お仕事では子どもを描くことも多い相川さん。
今回の展示のために幼児用Tシャツやロンパースも制作、販売いたしました。

http://yokoyoko.petit.cc/

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八朔モモ展「スタミナ定食」

2012年5月21日(月)〜5月26日(土)

インパクトのあるDMに「一体どんな人が描いたんだろう?と観に来た」とおっしゃる
お客さまが多かった一週間。
八朔さんの思いがけず(?)可愛らしいお姿と作品のギャップに皆さん驚かれたようです。

© Momo Hassaku

暗いムードを吹き飛ばすような、元気な絵を描きたいという八朔さん。
モチーフやカラフルな色彩も然ることながら、多くがB2やA1など大きなサイズで
展示しきれなかった作品も多数・・・パワフルです!

「Cheer」© Momo Hassaku

画材はリキテックス、アクリルガッシュ、カラーインクなどを使用。
大学は建築学科だったということもあり、建物をモチーフに制作もされています。
桂離宮に名古屋城、海外の空港や表参道ヒルズなどが、カラフルでヴィヴィッドな
八朔テイストで描かれていました。

「WBC」© Momo Hassaku

会期中はトウモロコシ茶でおもてなし、お土産にはニンニク黒飴(強烈です!)…という
徹底ぶりで、お客さまにもお楽しみいただけた様子。
ジメッとした梅雨と暑い夏を迎える前の熱気溢れる八朔さんの展覧会でした。

http://www.839momo.com/

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グリム展・特設ページのおしらせ


展覧会DMビジュアル © Cohjizukin

6月25日より開催するギャラリー企画展
「グリム童話の女性たち -その二百年の秘密-」のページを作りました。


https://www.gallery-h-maya.com/maya-tres/grimm/


イベントのお知らせ、展示作品、出品作家プロフィール、その他新着情報など…
少しずつ追加して参ります。よろしくお願いいたします!

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白石さちこ展「5月のミドリ」

2012年5月14日(月)〜5月19日(土)

ひとつぼ展やTHE CHOICEなど数多くのコンペで受賞、入選歴のある白石さん
意外にも個展は今回が初めて。満を持しての展示に多くの方が足を運んでくださいました。

© Sachiko Shiraishi

品のいい叙情生に満ちた白石さんの風景画。
人の顔のようだったり、そのものが生きているようにも見える「」のシリーズは
以前から描き続けている大切なモチーフです。

© Sachiko Shiraishi

イラストレーションと同時に立体や刺繍作品も制作する白石さん。
マチエールのある画面もまた、絵の具を塗り重ね、削って塗って、水で流してまた塗って…と、
いくつもの工程を経て作られています。

© Sachiko Shiraishi

鳥や植物や水など自然のモチーフをシンプルに表現して多くのお仕事を手がけていらっしゃいますが、
個展直後に念願だった風景画のタイプでお仕事依頼があったと嬉しいご報告がありました!
「常にド根性で描いている」とおっしゃるだけあり、あたたかく優しい作品の奥に秘めた
白石さんの芯の強さを感じた展覧会でした。

http://sachi-8.com/

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花井正子展「On the road 紀州」

2012年5月7日(月)〜5月12日(土)

2011年1月「adagio/紀州」に続く、花井さんの紀州シリーズ第2弾です。
今回は小品ばかりで40点と、いつもより多くの作品が整然と収まったギャラリーの壁面は
車窓から流れる風景を眺めているよう。
まるで自分がロードムービーの中に入り込んだような感覚にとらわれます。

「カタルシス」© Masaco Hanaii

小さい画面の制作ではいつも以上に緊張感と「深さ」を感じ、
濃密なイメージが生まれたと思うとおっしゃる花井さん。
風景画でありながらもアブストラクトな表現へと移行しつつある様子も見られます。

「しじま」© Masaco Hanaii

昨年の展覧会に合わせて制作した電子ブックをきっかけに、
この夏「熊野古道なかへち美術館」での展覧会が開催されることとなりました。
前回と今回展示した作品、未発表作品、新作合わせて80点程が並ぶ予定。
ライフワークのように描き続けてきた「紀州」シリーズの集大成となる展示です。

「依るべない route」© Masaco Hanaii

目の前を通り過ぎる風景は 完結しない。

一瞬 鏡が ギラッ と閃めいた・・・と 思ったら
もぅ 過ぎていた。

その 抽象の中に 閃く一瞬の 閃光のようなもの・・・を
絵の中に とどめたくなった。
視界の端にちらりと見えて すぐ消えた なにか・・・。

紀州を走る。

ジャック・ケルアックの on  the road が あんなに そそるのは
ドライブの中に LIVE・・・いとなみ が あるからだ。

一瞬の閃きを 小さな絵にすると さびしいフウケイが 純粋な
宝石のように ならないだろうか・・・。

(花井正子/挨拶文より抜粋)

花井正子artistページ

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ささめやゆき・トークイベントのお知らせ


© Yuki Sasameya

6月4日(月)〜6月16日(土)ささめやゆき作品展
会期中にトークイベントを開催いたします!

おかげさまで、受付定員に達しました。
これより先のご予約はキャンセル待ちのウェイティングリストに登録させていただきます。
キャンセルが生じた場合、もしくは立ち見席を設けた場合にご連絡させていただきます。

■日時 6月8日(金)19:00〜
■場所 MAYA2
■限定30人(要予約/先着順)
■入場無料
■ご予約方法
1)お名前
2)お電話番号
3)人数(2名様迄)を
メールでお知らせください。
折り返しご連絡をさせていただきます。

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