チユキクレア展 「唄遊び」

2018年6月18日(月)〜6月23日(土) IMG_8636

時代物を描く、チユキクレアさんの約二年ぶりの個展です。
前回は「明治・大正・昭和の情景」と近代を描かれましたが、
今回はたっぷりと「江戸」を描きたいと選んだテーマが「端唄」でした。

© Chiyuki Crea

© Chiyuki Crea

白頭山節
雨がしとしと降るその中を
二人しっぽりかさの中
あゝ群れて嬉しき恋時雨

© Chiyuki Crea

© Chiyuki Crea

空や久しく
くもらるる
降らるる雨も 晴れやらぬ
ぬれて色ます青柳の
糸のもつれが気にかかる

© Chiyuki Crea

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端唄(はうた)
江戸時代に発達した歌曲の一種。本来は,特定の種目を構成するにいたらない流行歌曲の一般名称であったが,特に幕末に,江戸において端唄連と呼ばれる同好者の集団を中心に流行した三味線伴奏の短い歌曲をいい,のちに成立するうた沢,小唄の母体となった。(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典より)

© Chiyuki Crea

© Chiyuki Crea

以前は都々逸をテーマにした展覧会をされたことも。
男女の心の機微が唄われる端唄や都々逸は、ちょっと艶っぽい表現も得意とするチユキさんの持ち味が存分に発揮されるテーマでした。

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会期中に開催した端唄の演奏会にもたくさんの方にお出かけいただきました。
艶と張りのある三味線と唄で、粋な江戸の空気をお愉しみいただきました。

チユキクレアartistページ

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