2016年11月21日(月)〜11月26日(土)
以前からちょっとシニカルで印象的な人物像を描いてきた、奥さんの4年ぶりの個展です。

© Masaaki Oku
「ゆく秋の寂しさ身にしみるころ、温かい「冬会」はいかがでしょう。
日々にある様々な『不愉快』を取りそろえてみました。」(挨拶文より)

© Masaaki Oku
作者本人を思わせる眼鏡の青年に降りかかる、数々の(ささやかな)災難。
思わず笑ってしまったり、あるある!と大きく頷いてしまうようなシチュエーションが並びました。

© Masaaki Oku
殆どが後ろ姿、顔が見えても無表情で描かれる主人公。
彼の背中に、感情を見せない表情に、そこはかとないペーソスが漂います。

© Masaaki Oku
会期中は、ギャラリーにいらした方もご自身の不愉快体験を披露してくださったり、また外国人のお客さまがいつもよりも多く、日本語のキャプションを読むことができなくても笑顔でご覧になっている様子が印象的でした。
ぜひこのテーマで描き続けてほしいという声も多かったので、奥さんにはこれからもさまざまな不愉快を楽しみながら(?)描きとめ続けていただきたいですね!
奥さんの他の展示作品はartistページでもご覧いただけます。