2016年3月21日（月）〜3月26日（土）
近年は日本では絵本作家としても注目され、フランスでの個展や出版した絵本がパリのミュージアムショップや書店、スーベニールショップで販売されたり…と、日本でフランスで大活躍の神山さん。
でも日本での個展は、なんと14年ぶりなのでした！
Pont de la Tournelle-Pont Marie-Pont de Sally © Masumi Kamiyama
MAYAに並んだ銅版画に描かれたのは、パリの美しい橋と街並み。
細部まで描き込まれ、たくさんの物語を感じられる風景画は、まさに神山さんの真骨頂です。
Pont neuf © Masumi Kamiyama
パリの橋をテーマに絵本を作りたいと渡仏したのが2004年。橋の全体像を一度にみることは不可能なため、2ヶ月間ほぼ毎日パリを歩きまわり、いろいろな角度からのデッサンを繰り返したそうです。
ロマンティックなモチーフに硬派な雰囲気が漂うのは、たくさんのデッサンを頭のなかで冷静に再構築して画面を作り上げているからなのでしょう。今回の銅版画はそのときのスケッチをもとに作られました。
「お気に入りの本はみつかりましたか？」© Masumi Kamiyama
そしてMAYA2では、昨年出版された絵本「グローブはかせの世界遺産迷路の旅」（学研教育出版）の原画を展示。
© Masumi Kamiyama
「迷路、かくし絵、みっけ遊び―人気の世界遺産でたっぷり遊べて学べる絵本。マチュ・ピチュ、アンコール・ワット、ヴェルサイユ宮殿、コロッセオ、富士山…ほかにもいっぱい！」（「BOOK」データベースより）
MAYAではパリ、MAYA2はアジア、ヨーロッパ、アフリカ…と世界各国を。
二つのスペースで旅の気分をたっぷりと満喫していただきました。
