小林万希子展「花留多~かるた~」

2014年5月26日(月)〜5月31日(土)
makikokobayashi
小林さんは尾道在住。
装画や新聞連載小説、文芸誌の挿し絵などのお仕事を手がけながら、
定期的に作品を発表されています。MAYAでは4年ぶり4回目の個展です。

「ハクモクレン」© Makiko Kobayashi

「ハクモクレン」© Makiko Kobayashi

書店でも目を惹いた『ミッドナイト・バス』(伊吹有喜/文藝春秋)や
そして、ぼくの旅はつづく』(サイモン・フレンチ・福音館)の装画や、
新聞連載小説「めだか、太平洋を往け」(重松清/地方紙15紙)挿絵といった
最近のお仕事原画と一緒に並んだのは、さまざまな季節、シチュエーションに咲く
』をモチーフに描かれた28点のオリジナル作品。

「ヤマモモソウ」© Makiko Kobayashi

「ヤマモモソウ」© Makiko Kobayashi

こちらはポストカードになった中で一番人気だった「ヤマモモソウ」です。
画材はオイルパステル小林さんの作品の特徴である白い輪郭線は、
マスキングではなく
擦筆を利用して丁寧に紙の地色を塗り残されたものです。
今回もまた職人的な技術で描かれた美しい原画を目の前に、多くのお客さまが
驚かれていました。

「雨宿り」装画 © Makiko Kobayashi

「雨宿り」装画 © Makiko Kobayashi

以前から、どことなく『和』テイストを感じる作品も多かった小林さんですが、
最近は時代小説の装画や挿し絵を描く機会が増えたとのこと。
「新しい仕事の扉がひらいた」ように感じているとおっしゃっていました。

小林万希子artistページ
https://www.gallery-h-maya.com/artists/kobayashimakiko/

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