篠原知子展「川柳にみる江戸のくらし」

2011年2月7日(月)〜2月12日(土)

篠原さんもブラッシュアップ講座の受講生の1人でしたが、
その頃から江戸に関する造詣の深さには驚かされていました。
浮世絵、黄表紙、随筆、洒落本など数多くの資料に触れつづけ
「江戸文化」を愛し勉強を続ける篠原さんが今回テーマに選んだのは川柳

「日に三箱 散る山吹は 江戸の花」

大江戸には一日に千両消費される場所が3つあったのだそうです。
それは「芝居町」「魚市」「吉原」。
この三ヶ所、もともとは皆お江戸日本橋にあったのだそうです。
ここはそれほど活気のある場所なんだよ、という江戸自慢の句です。

「まき舌で 容態を言う 外科の前」

火事と喧嘩は江戸の華。
外科に来るのは内科と違って威勢のいい患者のはず。

「洗い髪 わきの下から 人を呼び」

わずか17文字から見えてくる生き生きとした江戸の風情が表現された展示でした。

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