鈴木ゆかり展「雪持ち柳・時代絵巻」

2011年1月30日(月)〜2月5日(土)

photo; Takuto Endo

一昨年に続き、時代小説の装画や挿絵をテーマに描かれた鈴木さんの個展です。

「橋の上」

逆境にもち堪えることを「柳に雪折れなし」と表現するのだそう。
凛とした強さ、美しさを持つ「柳」は江戸の女性を描く際の大事なキーワードになっているようです。

「鶯の初音」

立春より十五、六日頃に聞こえてくる鶯の初音。
元禄の頃、上野宮公弁法親王が上方から鶯を取り寄せて根岸の里に放ったのが江戸の鶯の始まりと
いわれています。関東の鶯には訛りがあるが、根岸の里の鶯は京のたねにて、声うるわしく、
初音も早いと評判になり、鶯の第一の名所になりました。

「湯上がり」

たくさんの資料に触れるうちに、その面白さ、奥の深さにすっかりハマってしまったという鈴木さん。
時代小説はもちろん、歌舞伎、落語、江戸文化講座などに足を運び続け、勉強を続けることで
ますます江戸文化への興味と知識を深めているようです。

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