舞台監督、舞台美術など演劇関係のお仕事をされてきた大石さん(右)の個展です。
「My Favorite Bar」のタイトルでも描かれている南青山BAR* JADAの小澤さんとの一枚です。
大石さんは、篠崎三朗さんの膨大なスケッチブックを見てから、
日々の生活の中に「絵を描く時間」が生まれたとおっしゃいます。
モチーフは、お酒のボトルやご自身が愛用する「優しい道具たち」。
愛猫アランくんも幾度となく登場、大石さんの愛情深い眼差しで描かれています。
画材はペンと、どこでも描けて、気軽に扱えるのがいいとおっしゃる水彩色鉛筆。
夜はワインやウィスキーのグラスを傾け、ゆったりと葉巻をくゆらせる大石さん。
愛聴するアート・ブレイキーのレコードジャケットや、アンティークのコーヒーミル、乗馬に因んだ様々な道具などからは、大石さんが過ごされてきた心豊かな時間を垣間見ることができます。
大人の男性のこだわりとロマンがギュッ!と詰まった展覧会でした。