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深瀬優子展「午睡図書館」

2012年11月19日(月)〜11月24日(土)

4年ぶりの個展のテーマは、深瀬さんの記憶に残る小説や童話。
晩秋に相応しく、静かに心に沁みるような作品が並びました。

「ヒミツ」© Yuko Fukase

濃密な色彩と丁寧に描き込まれた画面は油彩樹脂絵具による混合技法によるもの。

「ぼくらの家」© Yuko Fukase

グリム、乱歩、漱石、ガルシア・マルケス、トーベ・ヤンソン、中勘助…、
並んだ物語はヴァラエティに富んでいます。
赤ずきんやアリス、「愛その他の悪霊について」等、再び新たに描かれた思い入れの強い作品も。
MAYA装画コンペvol.2での受賞作「悪童日記」もその一つでした。

「画家と詐欺師」© Yuko Fukase

技術も表現力もますます磨きがかかった深瀬さん。
作品に引き寄せられるように通りがかりの方や外国人のお客さまが沢山いらした一週間でした。

今回の展示作品は深瀬優子artistページでご覧いただけます。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/fukaseyuko/

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佐野貴俊展「遠くで声がする」

2012年11月12日(月)〜11月17日(土)

Flickr で作品を公開し、日本のみならず海外にも多くのファンを持つ佐野さん
MAYAでは初めての個展です。

© Takatoshi Sano

国籍も年齢も性別も不明な不思議な絵。そしてとてもとても純粋な絵。
壁面の展示だけでなく、テーブルに置いた3冊のポートフォリオ全てにじっくりと目を通し
長い時間をかけてご覧くださるお客さまが本当に多い一週間でした。

© Takatoshi Sano

「物語を感じる絵」というご感想を多くいただきましたが、ご本人は意識して描いていないそう。
下描きもなく、描き進めながら画面は出来上がっていきます。

© Takatoshi Sano

音楽からインスピレーションを受けることが多い、とおっしゃる佐野さん。
展示用に自ら選曲されたBGMも絵の世界に心地よく寄り添い好評でした。

佐野さんのFlickrページでは、訪れた海外の作家との交流が生まれることも多いそう。
展示した作品以外にも続々と新作が公開されています。ぜひ併せてご覧ください。

http://www.flickr.com/photos/sanoooo/

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吉田美穂子展「Chorus」

2012年11月5日(月)〜10日(土)

これまで数多くのイベントやカフェでの展示などをされていた吉田さん
地元の鎌倉でも地域に密着した活動を続けて活躍中です。
今回は初のギャラリーでの個展。たくさんの方が見えてとても賑やかな6日間でした。

「秋の庭仕事」© Mihoko Yoshida

あたたかく、楽しく、かわいらしい。
吉田さんのイラストレーションは見る人の心をやわらかく解すような
Happyな雰囲気に満ちています。

「まいご」© Mihoko Yoshida

さまざまな季節と、一枚一枚に物語を感じるような作品が並びました。

「サンタクロースのこどもたち」© Mihoko Yoshida

お仕事では多くの幼児・児童向けの本や雑誌、CDジャケットやグリーティングカードなどを
手がけている吉田さん。
会期中お客さまから「絵本は?」という声を聞くことが多く、目標がまた一つ増えたようでした。

吉田美穂子artistページ
https://www.gallery-h-maya.com/artists/yoshidamihoko/

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12月,1月のスケジュール


年末年始のスケジュールをお知らせします!


2012年12月2013年1月

最近装画や挿絵のお仕事でも注目の若手・古屋智子さんで12月はスタート。
MAYAではお馴染み佐々木悟郎さんのイラストレーター業30周年の集大成の展覧会で
2012年を締めくくります。

12月24日〜1月13日までは冬期休廊。

そして2013年は、やはりお馴染みの原マスミさんのMAYA2併せての展示で華やかに賑々しく幕を開け、
植物や食べ物をモチーフに季節感のあるイラストレーションに定評のあるかぐら雅さん…と続きます。

風邪が流行っておりますが、どうぞ皆さまお元気で心あたたかい12月をお迎えください。
ギャラリーでお目にかかるのも楽しみにしております!

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1月28日(月)〜2月2日(土)
かぐら雅展「season」

© Miyabi Kagura

おとずれては、すぎ去り、またおとずれる、季節たち。
東京都市町村職員共済組合発行『共済通信CIRCLE』表紙掲載作品を中心に展示いたします。

1972年名古屋市生まれ。色鉛筆+ペンで制作。
手描きによる柔らかなグラデーション。
植物を中心に、生活雑貨や和小物などで季節感を演出します。
主な仕事は、大学ガイドブック表紙、社内報表紙、広報誌表紙など。

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1月14日(月)〜1月27日(日)
原マスミ展「カメレオン」

土曜、最終日は5:00迄/会期中無休

© Masumi Hara

ギャラリーハウスMAYAは描き下ろし新作オイルパステル約20点、
MAYA2では、文と絵を手がけた絵本「クリスマスのあくま」(白泉社刊)、
新作CD「人間の秘密」のジャケット原画などを展示いたします。
観応えたっぷりの展示、ぜひお出かけください。

*同時開催 Live 1/26(土)18:00/19:00 @吉祥寺STAR PINE’S CAFE
原マスミ バンド【原マスミ [vo, g], 近藤達郎 [key], 堀越信泰 [g], 楠均 [drs], 内田ken太郎 [b]】
前売/当日 \3600 (+1drink別)www.mandala.gr.jp/spc.html

プロフィールetc.はこちらへ
https://www.gallery-h-maya.com/artists/haramasumi/

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12月10日(月)〜12月23日(日)
佐々木悟郎展「30years of Watercolor Life」

土曜、最終日は5:00迄/会期中無休


イラストレーターになり気がつけば30年が過ぎた。
自分はいったい何合目くらいまで来たのだろう。頂は雲の先でまだ見えない。
たどり着くにはまだまだ時間がかかりそうだ。
30年の間に描いた作品の中から特に思い入れのあるものをセレクトし、時代を追いながら展示します。
そしてここから何が出来るか考える機会になれば幸いです。

プロフィールetc.はこちらへ
https://www.gallery-h-maya.com/artists/sasakigoro/

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12月3日(月)〜12月8日(土)
古屋智子展「気配」

2012年11月に刊行された、直木賞作家 池井戸潤氏の「七つの会議」(日本経済新聞出版社刊)に
使用された装画の原画を始めとし、近年描きためた作品を展示いたします。

プロフィールetc.はこちらへ
https://www.gallery-h-maya.com/artists/furuyatomoko/

「TomokoFuruya(古屋智子)イラストレーション」 on Facebook

*展示に関する情報は随時Facebook内イベントページにupされています。
http://www.facebook.com/events/245409965586789/

カテゴリー: 12月, 2012年, スケジュール | タグ: |

岡田まりゑ展「セツナイ トキ」

2011年10月22日(月)〜11月3日(土)

スタイルのある銅版画で、版画を制作する多くの人に影響を与えてきた岡田さんの個展です。

「あたたかい場所」© Marie Okada

「パステルや絵の具で『描いた』ような版画を作りたい」とおっしゃいます。

「ドアを開けると」© Marie Okada

岡田さんがずっとこだわりを持って制作されているのは「濁りのない美しい色」。

「空も」© Marie Okada

それともう一つ、画面の中に「見る人が入り込める空間を作る」ということ。

「ささやか」© Marie Okada

見る人によって絵が完成する、と。

© Marie Okada

以前から挑戦したかったというパート・ド・ヴェール(鋳型にガラスの粉を敷き詰め、
炉に入れて熔融成形するガラス工芸の一種)や、陶器の作品も展示いたしました。

「めぐみふる」© Marie Okada

新たな試みもあり、2点の大きな作品の展示もあった今回。
力強く静かなものを作りたいという気持ちできたけれど、その一歩を踏み出せた気がする、と
語ってくださいました。

http://malie.exblog.jp/

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諸戸佑美展「江戸を歩けば」

2012年10月15日(月)〜10月20日(土)

お着物姿が美しくたおやかな諸戸さん
昨年の展覧会「時代小説を描く」に続きMAYAでは3回目の個展となります。

「南天と雪うさぎ」© Yumi Moroto

最近は装画や挿絵のお仕事の機会が増えてきているご様子。
グループ展参加など精力的に活動していらっしゃいます。
今回の展示では最近のお仕事とオリジナルを併せて展示しました。

江戸しぐさ「かげり目」© Yumi Moroto

時代物を描き始めて熱心に勉強し続けてきた諸戸さんにとって嬉しいお仕事、
『江戸商人の心遣い「江戸しぐさ」に学ぶ一期一会を良縁にするつきあいの極意』
(越川禮子著/ゆほびかGOLD・マキノ出版)
の中の一枚。
「かげり目」とは、暗い陰気な目つきのこと。商人が暗い目つき、暗い表情でいてはいけない、
嫌なことがあっても目や顔に出さないよう努めなさい、という意味が込められています。
笑顔を大切にすることで出会いや幸運をキャッチできる…ということですね!

「天女湯おれん」© Yumi Moroto

こちらは「天女湯おれん 神隠し」(諸田玲子著/小説現代)の扉絵。
会期中はたくさんのアドバイスをいただいき、いま自分に必要なことが明確に見えてきたそう。
「連載小説のさし絵を手がける」という目標に向かって、さっそく動きはじめられているご様子です。


諸戸佑美artistページ

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