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古屋亜見子展「空音 空言」

2014年2月17日(月)〜2月22日(土)
furuyaamiko

MAYA企画グループ展でも常連の古屋さんの2010年11月以来の個展です。

『月の混乱』© Amiko Furuya

『月の混乱』© Amiko Furuya

空想と現実の間を行き来しながら集めたイメージの欠片を
密やかに丁寧に紡ぐように描かれる作品。

『夜コレクション』©Amiko Furuya

『夜コレクション』©Amiko Furuya

画面に漂う緊張感が心地よく、甘さ控えめなファンタジーです。

『angelica 天使の贈り物』©Amiko Furuya

『angelica 天使の贈り物』©Amiko Furuya

抑制された色調と表現で、よりストイックな印象となった今回。
オリジナルの他に、お仕事で、本の装画として描いたものやタロットカード、
宮澤賢治をテーマにした作品なども展示しました。


https://www.gallery-h-maya.com/artists/furuyaamiko/

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装画を描くコンペティションvol.13受賞者展

2014年2月10日(月)〜2月15日(土)
compe13

今年の受賞者展は、搬入日と会期後半と二週続けて何十年振りかという大雪に見舞われ
ました。そんな足下の悪い中もコンペにご参加くださった方、これまでの受賞者や審査員、
出版関係者など、たくさんのお客さまにお出かけいただき、雪に閉ざされたような空間で
充実した濃密なやりとりがたくさんあったようです。
受賞者の6人にとっては、かえって忘れがたい一週間になったのでは…と思います。

撮影:Chie Tabata

撮影:Chie Tabata

MAYAではグランプリ受賞の岡崎勝男さんの個展を。

『草枕』© Katsuo Okazaki

『草枕』© Katsuo Okazaki

『風格がありながら軽妙で斬新。そんな装幀を実現させてくれる装画』
(審査員・新潮社/飯田紀子さん評)。
受賞作『三四郎』に因んで、『坊ちゃん』『夢十夜』『それから』『こころ』など
岡崎さんが大好きだという夏目漱石の小説が情緒豊かに描かれました。
職人的にさまざまな技法を駆使した美しい原画で、これまでいろいろな作家によって
幾度も描かれ続けてきた漱石の風景を、また新鮮な視点でご覧いただけたと思います。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/okazakikatsuo/

そしてMAYA2では他の受賞者による5人展を開催。

satoako


こちらは準グランプリのサトウあこさんです!

『美をとりこむ』© Ako Sato

『美をとりこむ』© Ako Sato

『見ている方に物語を想像させる広がりと奥行きをもっている。世界観を押し付けている
ようで押し付けていない、その絶妙な距離感と案配が心地よい』(審査員・國枝達也さん評)。
印画紙に描いたり、ニードルで削ったり、剥がしたり…画面上の光沢とマットのバランスが
魅力的なあこさんの作品。クールでちょっと妖しくて、女性らしい感性が溢れる世界です。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/satoako/

hayakawayoshio

早川世詩男さんは新潮社装幀室の飯田紀子さんの個人賞。

『ホログラムメモリーズ』©Yoshio Hayakawa

©Yoshio Hayakawa

『脱力加減が絶妙で、かわいい。思わずニヤリ、クスリとしてしまう。人を愉快な気持ちに
させるのは、イラストレーションの素敵な力の一つです』と飯田さんがおっしゃるように、
今回もSFがテーマでありながらちょっとレトロな味のある作品が、ゆる〜りと並びました。
画材はアクリルガッシュやインクなど。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/hayakawayoshio/

hayakawayasuko

ブックデザイナーの國枝達也さんの個人賞は早川靖子さん

『ブレーメンの音楽隊』© Yasuko Hayakawa

『ブレーメンの音楽隊』© Yasuko Hayakawa

『大胆なタッチの中にも繊細さが宿る。表情の中になんとも不思議なイメージの余白があり、背景の力強いテクスチャと相まって、見てる方を物語の想像へと誘う。最後まで目を逸らす
ことが出来なかった』と國枝さんがおっしゃるように、受賞作『嵐が丘』のキャサリンは
ドラマティックな魅力がありました。展示したのはモノクローム5点でしたが、早川さんは
お仕事ではカラー作品も、そして刺繍や木目込みなども手がけられています。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/hayakawayasuko/

sakuramochi


インパクトあるお名前の桜餅シナモンさんはブックデザイナー名久井直子さんの賞を受賞!

『安らぎ』© Cinnamon Sakuramochi

『安らぎ』© Cinnamon Sakuramochi

名久井さんの選考基準は「物語への期待感が強い作品、物語の咀嚼 の仕方が面白い作品」、
それと「一枚の作品として好きなものというよりは、文字を入れて、タイトルと合わさった
ときに面白いだろうな、と文字を入れたくてうずうずしたもの」とのこと。
フィルムノワールやノスタルジックなアメリカが好きな桜餅さんとフィッツジェラルドは
とっても相性がよかったのでした。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/sakuramochicinnamon/

mizusawasora

そしてMAYA賞はこちら、水沢そらさんです。

『葬列』© Sora Mizusawa

『葬列』© Sora Mizusawa

飯田さんが『画風が独特で、圧倒的なうまさがある。一目で虜になりました』と
おっしゃるように、審査の際もたくさんの作品の中で強い存在感を放っていらした
そらさんの作品。展示した『おはなしして子ちゃん』(装幀は審査員の名久井直子さん)と
『ブラックライダー』(新潮社、装幀は次回コンペ審査員の二宮大輔さん)は受賞直後の
お仕事でした。
https://www.gallery-h-maya.com/artists/mizusawasora/

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柿崎えま展「 Kidsー物語の中の子供達ー 」

2014年2月3日(月)〜2月8日(土)
kakizakiema

これまでにもイラストレーションのお仕事をいろいろと手がけ、昨年は
ブラッシュアップ講座にもご参加、柿崎さんの満を持しての初個展です!

「ロッタちゃん はじめてのおつかい」© Ema Kakizaki

「ロッタちゃん はじめてのおつかい」© Ema Kakizaki

以前から生き生きとした子どもの姿を描くのが得意だった柿崎さん。
テーマは、映画や児童文学の中に登場する少年少女たちです。

「スタンド・バイ・ミー」©  Ema Kakizaki

「スタンド・バイ・ミー」© Ema Kakizaki

透明水彩ゲルインクボールペンで描かれています。

「風にのってきたメアリー・ポピンズ」© Ema Kakizaki

「風にのってきたメアリー・ポピンズ」© Ema Kakizaki


何度も繰り返し読んだ『長くつ下のピッピ』は、いつの間にか主人公よりも
周りの大人に感情移入していた!と笑いながらおっしゃる柿崎さん。
挿絵や装画を意識して、あらためて読み返した本や観なおした映画は、
以前とはまた違う輝きで柿崎さんのイマジネーションを刺激したようです。

柿崎えまartistページ

 

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3月24日(月)〜3月29日(土)
秋山とも子〜私の仕事展〜

© Tomoko Akiyama

© Tomoko Akiyama

30数年間、日本の人々の暮らしを絵本に描き続けてきました。
今回『私の仕事展』ということで原画を展示いたします。
私の原点になったフランス・ボルドーでの水彩画もいっしょにごらん下さい。

東京に生まれる。
女子美術大学 絵画科卒業。
フランス・ボルドー市立美術学校留学 リトグラフを学ぶ。
帰国後、日本人のくらしをテーマに絵本を描く。

主な絵本に
『おとうさん』(瑞雲舎)『町たんけん-はたらく人みつけた』
『ただいまお仕事中』(福音館書店)『はなび』(教育画劇)
『雨をよぶ龍」(童心社)『いらっしゃいまいどありー』
『でんしゃがまいります』『ふくのゆのけいちゃん』
『おおばっちゃんちに またきてたんせ』(福音館書店 こどものとも)
『やってきました ちんどんつばめや』『むらいしゃごろうせんせい』
(福音館書店 かがくのとも)などがある。

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3月17日(月)〜3月22日(土)
はるみるく展「春のポスト」

© Halmilk

© Halmilk

「手紙」 詩・平岡淳子

光が一行になり
風が一行になり

いろえんぴつで
わたしの一行を

手紙のやりとりのように、イラストレーションと詩のリレーを
繰り返して、ゴールの春を迎えました。
ふたりの作品が、咲きそろいました。
ぜひお出かけください。

イラストレーション:はるみるく
詩:平岡淳子


プロフィール

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3月10日(月)〜3月15日(土)
中尾友香展「青の記憶」

© Yuuka Nakao

© Yuuka Nakao

日常の隙間に現れる深く静かな非日常を描きました。
是非お越しくださいませ。

プロフィール

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工藤由紀子「 私がいました 」

2014年1月27日(月)〜2月1日(土)
kudoyukiko

装画コンペブラッシュアップ講座にもご参加いただいき、熱心に制作を続けている
工藤さんの初めての個展です!

© Yukiko Kudo

© Yukiko Kudo

描かれているのは、日常の何気ないささやかな情景。
そこで見かけた愛すべき「普通の」人々の姿。

© Yukiko Kudo

© Yukiko Kudo

無駄のない素朴な線はデッサン用の鉛筆によるもの。
下絵なしで描くために、時には何度も描き直すことがあるそう。
彩色部分は点描になっており、これにはポスカが使われています。

© Yukiko Kudo

© Yukiko Kudo

個性的な人物は登場しないし、特別な物語が描かれているわけでもないからこそ
画面の中に描かれた時間や場所に見る人それぞれの共感を呼び起こす工藤さんの作品。
ご本人は僅か2日間しか在廊できませんでしたが、口コミでお出かけくださった方や
通りすがりのお客さま(それも圧倒的に中高年の男性!)がとても多い一週間でした。

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中村幸子展「でんぐりがえし4」

2014年1月16日(木)〜25日(土)
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2014年の幕開けは中村幸子さん!2年ぶりのMAYAでの個展です。

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MAYAでは新作とオリジナルグッズを。

こちらは数点並んだ『洞窟シリーズ』の一枚です。

© Sachiko Nakamura

© Sachiko Nakamura

洞窟に佇むドレスアップした少女たち。

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しっとりと妖しい新作をご堪能いただいた後は、MAYA2へどうぞ。

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どうする山とみ子さんが、幸子さんが宣伝美術で関わった映画や、アニメーション、
20数年前のライブペインティング(シビレます☆)などの映像を観ながら、
みなさまをお待ちしていました。


並んだのは、過去の作品、公開当時の強烈なインパクトが心に残る『ミンボーの女』や
『恐怖のやっちゃん』の映画ポスター『MUSIC MAGAZINE』表紙など。

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会期途中には、松山の伊丹十三記念館より『ミンボーの女』の原画が届き、
ポスターと一緒に並びました。ADの佐村憲一氏が、カラーコピーを何度もかけて
画面を意図的に荒らしたことで、このような色味の違いを出されたそうです。

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宮本信子さんご本人を前にして描かれたポートレイトは実は他にも3枚存在したのでした!
(アタリも取らず、1時間程で一気に4枚を描きあげたとのこと。驚。。)
幸子さんの膝の上には、アシスタントのシェラちゃん

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絵付けした一点もののマグカップやティーポット、お皿や缶バッジ、iPhone5用ケースも4種。

© Sachiko Nakamura

愛され続けるキャラクター『どうする山はじめちゃん&とみ子さん』夫妻も勿論登場、
あんな人(!)やこんな人(!!)が鋭い観察眼で描かれた
実話を元にしたマンガも。
強力な中村幸子WORLDをフルコースでお愉しみいただいた10日間でした。

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DOUBLE WINDOW

2013年12月16日(月)〜12月23日(土)

GALLERY HOUSE MAYA企画
【参加作家】 イマイアキノブ 遠藤拓人 オブチジン 小渕もも くまあやこ 小池アミイゴ
後藤貴志 
佐々木悟郎 ささめやゆき 佐野貴俊 城芽ハヤト タダジュン たなか鮎子
灘本唯人 原マスミ 平澤一平 ヒロミチイト 古屋亜見子 
益田ミリ 南椌椌 山口はるみ
やまぐちめぐみ 山福朱実

dw_maya
DOUBLE WINDOW / enter

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装画コンペvol.14応募要項


14回目となる装画を描くコンペティション、今年も7月に開催します!
応募要項をupいたしました。
同じ内容のプリントをギャラリーでも配布しております。
今年もたくさんの魅力的な作品に出会えることを楽しみにしています。

vol.14応募要項

また2月10日(月)〜2月15日(土)には、
『装画を描くコンペティションvol.13受賞者展』を開催。
6人の受賞作品と一緒に、装画コンペ受賞後に描かれた作品も並びます。
こちらもぜひご覧いただきたく思います。


どうぞよろしくお願いいたします。

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