2014年7月14日(月)〜19日(土)
大きな反響があった初個展から約2年、装画のお仕事やグループ展などで着実に腕を磨いてきた
末原さんの個展です!
直前まで加筆したり新たに描き直したりと、じっくりと制作された新作17点を展示。
見つめていると心の奥が小さくざわつく、不思議な景色を鮮やかな強い色調で描く末原さん。
風に揺れる草木や陽光がきらめく水面など、ここ最近は自然の風景が印象的でしたが、
今回は彼女が心惹かれるという『FACTORY=工場』をメインテーマに硬質なイメージの作品が
多く並びました。
末原さんは「自然」を描く際に草木や水などの質感の追求するのは無限に続けられると感じる程
面白い、とおっしゃいますが、工場やビルディング、飛行場といった人工的な風景を描く作業は
リアリズムとファンタジーのバランスを究めてゆく、そして末原さんが描きたい風景について
改めて考える貴重な時間だったようです。
旅が大好きな末原さん(旅行記をまとめたスケッチブックもご覧いただきました)。
制作の際には、ご自身で撮影した写真を元に、足したり引いたり構図を編集されるそう。
真夏の白日夢のような、妖しく美しい風景をご覧いただきました。