伊藤ちづる展 「couples」 2006年4月17日(月)〜4月22日(土) |
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テーマは“カップルたちの情景”。男性と女性だけでなく、男性同士、女性同士、動物たち、または静物でさえもが「一対」となり描かれました。伊藤さんの東京での展示は2004年の服部純栄さんとの2人展に次いで4回目となります。 |
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遠い異国の空や海の深いブルー、強い陽射しにも負けることなく咲き誇るマゼンタの花。伊藤さんが好んで多く使われている色彩からは彼女が愛するメキシコやスペインなど、生命力に満ちたラテンの国のイメージが思い起こされます。 |
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絵具の滲みやボカシといった表現が、以前に増して人物の表情やフォルムなどに柔らかなニュアンスを残しています。使用画材はリキテックス。 |
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画面の中の人々の微笑みには、微かなはじらい、憂い、戸惑い…といった感情がスパイスのように見え隠れし、その「曖昧さ」が不思議な魅力となって私たちの目を惹き付けました。
■2003年10月個展「有機物のざわめき」 |
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