伊藤ちづる+服部純栄展「銀幕の恋人たち」

'04.10.04(月)〜 10.09(土)


この週、青山界隈のギャラリーでは名古屋で活躍するイラストレーターによる展覧会が同時に開催されていました。
MAYAでは、服部さん (左)と 伊藤さん (右)とお馴染みの二人による新作各8点ずつが展示されました。



伊藤ちづる

服部純栄

「ポンヌフの恋人」
(1991年/仏  監督・脚本 レオス・カラックス )

それぞれに活躍中でプライベートでも親しいけれど、表現方法も性格も対称的な二人が同じテーマに挑みました。
それは古今東西の恋愛映画。
ラインアップは「シェルタリング・スカイ」「アタメ」「ポンヌフの恋人」(伊藤選)、「欲望の翼」「シャンドライの恋」「恋人までの距離」(服部選)…ここに挙がったのは彼女たちが集中的に映画を観ていた時期に出会ったものが多かったとのことです。それに「バニラ・スカイ」「ワイルド・アット・ハート」(MAYA選)の2本が加わり、心に残る銀幕の中の恋人達8組が再び姿を見せました。

今回作品制作の際には、シチュエーションや登場人物の身につけていたものの形や色などのディテールの再現にはこだわりつつも、「似顔絵的な表現」にならないように気をつけたとお二人はおっしゃいます。
二人の異なった視点で描かれた、さまざまな恋人たちへのオマージュ。深まりゆく秋にピッタリのロマンティックなムードがギャラリーを包んだ一週間でした。

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