田園交響楽　アンドレ・ジッド／著　（1919年）
La Symphonie pastorale

身寄りが無く、無知で盲目の少女ジェルトリュードを拾い、教育してゆくプロテスタントの牧師の視点で描かれた物語。
ジェルトリュードは「真実を知りたい」という切な願いを牧師に訴え開眼手術をする。視力を得た彼女の前に広がった世界は、想像を超えて美しかった。しかし同時に、牧師とその妻と息子、ジェルトリュードを巡る愛憎という現実を見てしまう。
「盲人もし盲人を導かば」という悲劇的な結末を迎える。

著者ジッドは1949年にノーベル文学賞を受賞。
1946年に映画化。

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