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2017年1月16日(月)〜1月28日(日)
谷口広樹展「儘花 -mama-hana-」

© Hiroki Taniguchi

© Hiroki Taniguchi

絵の仕事を始めて今年で35年目を迎えます。今年は8月が来ると還暦となります。60歳という年齢に自分でも驚いています。ということで子どもに戻ります。そろそろわがままに描きたいものです。思いつくまま氣の向くまま、ままよとな〜れ。そんな氣持ちで私の永遠のテーマである「花」に再び挑戦です。花には宇宙が潜んでいます。うまく掘り起こせればいいのですが…。

© Hiroki Taniguchi

© Hiroki Taniguchi

’57年神奈川県生まれ。’83年東京藝術大学大学院美術研究科修了。’85年bise inc.を設立し現在に至る。第4回日本グラフィック展大賞など他受賞あり。長野オリンピックプログラムやヨックモックの缶のビジュアルなどを筆頭に最近では手拭や風呂敷といった和のテイストにも挑戦。イラストレーションや絵画、グラフィックデザインを核にジャンルを超え精力的に邁進中。東京工芸大学 芸術学部 デザイン学科 イラストレーション領域 イラストレーション研究室 教授。

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中野真典 + 高山なおみ「絵とことば」

2016年12月15日(木)〜12月22日(木)

2016年MAYAの締めくくりは、中野真典さんの「絵」と高山なおみさんの「ことば」の展覧会でした。

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© Masanori Nakano

© Masanori Nakano

© Masanori Nakano

© Masanori Nakano

© Masanori Nakano © Naomi Takayama

© Masanori Nakano
© Naomi Takayama

MAYA2では11月に出版された絵本『たべたあい』(リトルモア)の原画をご覧いただきました。
お二人のコラボレーションによる絵本は『どもるどだっく』に続いて2冊め。

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ブックデザイン : 大島依提亜/企画・編集 : 筒井大介(野分編集室)
この絵本、B4サイズ(開くと約360×520mm)という型破りな大きさ。
画面から溢れ出る力強い絵と言葉に圧倒されます。

その原画が並んだMAYA2はこんな感じ。

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こちらもまた絵本原画という概念が軽くひっくり返されるサイズなのでした。

18日(日)の夜にはMAYA2でイベントを開催。

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高山さんが語る「ことば」から誘発されて、みるみる生まれた色とかたち。
「メリークリスマス」という中野さんの一言で絵は完成しました。
ライブペインティングのあとには、ゴロッとジャガイモがはいった高山さんの牛筋カレーを。
絵本に描かれたカレーの絵を眺めながらお愉しみいただきました。

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毎日がおいしくて、たのしくて。
おいしくないのも、たのしくないのも ぜんぶ、
なくなってしまうのがいやだから、たべてしまう。
女の子はなつまで、たべたった。
高山なおみ(『たべたあい』オビ文より)

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MICAO展「Applique Style」

2016年12月5日(月)〜12月13日(火)

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装画コンペvol.7準グランプリ受賞以来、活躍目覚ましいMICAOさんの個展です。
2010年にマザーグース、2012年のグリム童話に続く今回のテーマは『イソップ物語』
MAYA2では最近のお仕事の原画をご覧いただきました。

© MICAO

© MICAO

『キツネとコウノトリ』

© MICAO

© MICAO

『塩を運ぶロバ』

© MICAO

© MICAO

『ウシとカエル』

© MICAO

© MICAO

『肉をくわえた犬』

古布や古裂と現代の洋服の端切れと刺繍を自在に組み合わせた作品。
今回は「アップリケ」をすることで表現の幅が更に拡がったようです。
制作時には絵の具やデジタルでは絶対に出せない、色、艶、風合いを生みだす布には魔法があると感じるとMICAOさん。
いずれ今回展示したものを作品集としてまとめたいとのこと。
会期中にもたくさんのアイデアが生まれていた様子、新作と一緒に見ることが出来るといいですね!

MICAOさんの作品はartistページでもご覧いただけます。

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冬期休廊のおしらせ

休廊.
新年は1月16日より谷口広樹展「儘花 -mama-hana-」でスタート!
「花には宇宙が潜んでいる」。
谷口さんにとって永遠のテーマである「花」が咲きほこります。
どうぞご期待ください。

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2017年1月30日(月)〜2月11日(日)
中村幸子展「でんぐりがえし 5」

© Sachiko Nakamura

© Sachiko Nakamura

紙の上に 見える
幻の影を 描きとめました。

© Sachiko Nakamura

© Sachiko Nakamura

1959年 東京に生まれる
小学生時代愛読していた「装苑」で長沢節を知り 醸し出す雰囲気が ず〜っと気になる

高校生の時 セツ モードセミナーへ見学に行き 長沢節先生を見てドキドキする

1977年 セツ モードセミナー入学 水を得た魚の様に、毎日絵を描くことが呼吸の様に嬉しかった

1979年 セツ ゲリラ 売り込みに行く毎日

1980年 「ギャルズライフ」(主婦之友社)でデビュー

1982年 セツ モードセミナー研究科卒業

映画ポスターに、
「恐怖のやっちゃん」「ミンボーの女」「スーパーの女」 「大病人」「マルタイの女」

「ミュージック マガジン」表紙 (1994〜1997)

画集「にっぽんのえ」(小学館) 絵本「えりこ童話」(ELEPHANTINO) 「SEASON」(メリーウェルズ) 「かぜひいた」作 もとした いずみ (偕成社) 「はつ恋 ツルゲーネフ」文 小川 洋子 (角川書店)

第1回チョイス年度賞 TIS会員

http://www.tis-home.com/sachiko-nakamura

 

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奥雅彰展「ふゆかい」

2016年11月21日(月)〜11月26日(土)
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以前からちょっとシニカルで印象的な人物像を描いてきた、奥さんの4年ぶりの個展です。

© Masaaki Oku

© Masaaki Oku

「ゆく秋の寂しさ身にしみるころ、温かい「冬会」はいかがでしょう。
日々にある様々な『不愉快』を取りそろえてみました。」(挨拶文より)

© Masaaki Oku

© Masaaki Oku

作者本人を思わせる眼鏡の青年に降りかかる、数々の(ささやかな)災難。
思わず笑ってしまったり、あるある!と大きく頷いてしまうようなシチュエーションが並びました。

© Masaaki Oku

© Masaaki Oku

殆どが後ろ姿、顔が見えても無表情で描かれる主人公。
彼の背中に、感情を見せない表情に、そこはかとないペーソスが漂います。

© Masaaki Oku

© Masaaki Oku

会期中は、ギャラリーにいらした方もご自身の不愉快体験を披露してくださったり、また外国人のお客さまがいつもよりも多く、日本語のキャプションを読むことができなくても笑顔でご覧になっている様子が印象的でした。
ぜひこのテーマで描き続けてほしいという声も多かったので、奥さんにはこれからもさまざまな不愉快を楽しみながら(?)描きとめ続けていただきたいですね!

奥さんの他の展示作品はartistページでもご覧いただけます。

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石川ゆかり展 「赤い・・・」

赤のある画と詩のコラボレーション
2016年11月14日(月)〜11月19日(土)
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石川さん(左)の初めての個展です。
これまでにもグループ展等でコラボレーションの機会が多かった平岡淳子さん(右) の詩と一緒にさまざまな「」をテーマにした絵をご覧いただきました。
(以下、太字は平岡さんが絵に添えてくださった詩となります。)

© Yukari Ishikawa

© Yukari Ishikawa

色づく木々の
一枚一枚の葉をみている

おなじように
秋を迎えて秋に染まって

競うことなく
まっすぐに愛することを

森の中で貫く
美しい木々の祈りの姿勢

© Yukari Ishikawa

© Yukari Ishikawa

親指

コツがあるんだよと
貸してもらった傘

これ俺のじゃないよ
飲み屋でもらった

親指に力を入れてね
ぐっと押すように

雨に濡れた赤い花と
駅までお供をする

© Yukari Ishikawa

© Yukari Ishikawa

水面

握っていた手を
あなたが離すときには

夕陽は水平線に
潜って眠りはじめます

しずかな水面に
寂しさは取り残されて

© Yukari Ishikawa

© Yukari Ishikawa

父がいて母がいて
だからわたしは
なにも怖れなかった

深い森にひとりで
迷い込むことも
とても楽しかったし

夕暮れになっても
さみしくはなく
歌を口ずさんでいた

朱赤、深紅、マゼンタ、ボルドー、バーミリオン…
「赤」という単語から思い浮かべる色彩は人それぞれ異なるものかもしれません。
自然の中や、都会の街角、さまざまな風景とそこにある物語が石川さんの眼差しで情感豊かに描かれ、
平岡さんの紡ぐ言葉によって広がるイメージをお愉しみいただきました。
絵と詩は全て冊子に纏められ、そちらも好評でした。

石川さんの他の展示作品はartistページでもご覧いただけます。

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Dia de Muertos 死者の日2016

2016年10月31日(月)〜11月5日(土)

11月1日はこどもの魂、2日はおとなの魂がこの世に戻ってくるという
メキシコのお盆「死者の日=Dia de Muertos(ディア デ ムエルトス)」。
この間、溢れんばかりのマリーゴールドの花を供えた祭壇を作り、蝋燭を灯し、マリアッチが音楽を奏で、酒を酌み交わして、死者の魂を手厚くお迎えするのだそうです。
43人の作家それぞれが、遠いメキシコの地に、死と生が色濃く混じり合う祝祭に、大切な死者たちに…と思いを込めた作品が並びました。

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参加作家(五十音敬称略):
アンヤラット渡辺、石川えりこ、石坂草子、市居みか、伊藤ちづる、イマイアキノブ、岩切章悟、オブチジン、木内達朗、北見隆、くまあやこ、さかたきよこ、塩川いづみ、篠崎三朗、城芽ハヤト、スガミカ、須見祥子、竹田邦夫、竹田鎭三郎、タダジュン、たなか鮎子、谷口シロウ、中澤由美子、中島布美子、西田幸代、二宮佐和子、白水麻耶子、花井正子、早川純子、原マスミ、平澤一平、ヒロミチイト、深津千鶴、保立葉菜、堀川理万子、松本里美、マダジュンコ、丸山一葉、MISAYO、溝上幾久子、南椌椌、山福朱実、渡邉知樹

Dia de Muertos死者の日2016*MAYA/Facebookページ

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長田恵子展「心のまなざしー私の好きな本ー」

2016年11月7日(月)〜11月12日(土)
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大の読書家である長田さん。前回の個展(もう7年も前のことでした!)と同様に、彼女が愛する古典や児童文学、現代小説をテーマに描かれました。壁に並んだのは、モンゴメリ、ケストナー、カズオ・イシグロ、小川洋子、梨木香歩、サローヤンなど18作品。それぞれの絵には長田さんの作品に対する思いが綴られたキャプションが付けられました。

© Keiko Osada

© Keiko Osada

『彫刻家の娘』トーベ・ヤンソン
この本をモチーフに何度も絵を描いています。
2003年当時、トーベの名は一部の熱烈なファン以外にはあまり知られていませんでした。2009〜10年に作成したこれらの展示作も、ブームが沸騰する前だったので説明するときは、ムーミンとトーベの関係から話したものです。
「なぜこんなネクラな作品を絵にするのか?」と意見されたこともありますが、トーベの分身である少女が、感受性豊かでちょっとシニカルで、私は大好きなのです。
読むたびに、絵を描きたくなる大切な本。

© Keiko Osada

© Keiko Osada

『忘れられた巨人』『日の名残り』『私を離さないで』カズオ・イシグロ
歴史を下敷きにしたり、ミステリー仕立てに飾ってあったり、ファンタジーの上着を着せていたり。
テーマの料理のしかたはそれぞれですが、希望と挫折、喜びと悲しみ、記憶と忘却などが、丹念にかき混ぜられ仕上げられた一皿であり、どの作品も複雑な味わいです。
作品のどの部分に自分を引き寄せるかで、イシグロに踏み絵を踏まされるような、自分の人間的な価値を試されているような気持ちになりました。

© Keiko Osada

© Keiko Osada

『僕の名はアラム』ウィリアム・サローヤン
サローヤンは、ブラッドベリとともに、私に、子どものイノセントものと、幻想ものと、移民ものを好むという読書傾向を意識させた、大切な作家です。よって新訳で文庫化されたことに感慨ひとしお。
今回再読して、特に、とぼけた味わいのなかの人生の悲哀に、心を動かされました。本に出会った20年前は爪の垢ほどもわかっていなかったなあ。私も人間的に少しは成熟したということでしょうか?
本は常に読者にとって新しいのだなあ。

© Keiko Osada

© Keiko Osada

『僕は、そして僕たちはどう生きるか』梨木香歩
梨木作品の、現実とも幻想ともつかぬ、不思議なムードの漂う作風が好きです。そんな展開を期待したこの本、出だしこそさわやかなものの、不登校・風俗産業への転落などヘビーな問題がてんこ盛り。たった一日の描写なのに説明のしようがないほど濃くて哀しい。
「泣いたらだめだ。考え続けられなくなるから」
自分を見失わないために、考えることを止めてはならない・・・少年たちのひたむきさに諭される、大人の私。
焚き火を囲むシーンは、ほのかな希望を感じさせる箇所で私は優しく癒やされました。

多色刷りの銅版画水彩色鉛筆鉛筆などで加筆。
今回の展示では「森」の描写が繰り返し登場しましたが、まさに広大な物語の森の奥深くへ足を踏み入れるような感覚をお愉しみいただけたのではないでしょうか。
「無性に本を読みたくなった」「いままで知らなかった本に出会えた」。
そんな “読書の秋” にふさわしい一週間でした。

長田さんの他の展示作品はartistページでもご覧いただけます。

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「夕暮れの少女」絵・味戸ケイコ/短歌・平岡淳子

2016年10月17日(月)〜10月29日(土)

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味戸ケイコさん平岡淳子さんによる2年ぶり2回目のコラボレーションです。

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今回の展覧会は、味戸さんは詩を読まずに絵を描き、平岡さんは絵を見ないで詩を詠むという同時進行で制作。お二人がそれぞれに思い描く「夕暮れの少女」の世界が並びました。

© Keiko Ajito

© Keiko Ajito

どこまでが海でどこからが空なの 魚と鳥は知っているのね

© Keiko Ajito

© Keiko Ajito

満月が雲に隠れはじめると 耳たぶがぽっと熱くなってる

© Keiko Ajito

© Keiko Ajito

行き先を泪に訊ねる わたしから離れたいだけ落下するだけ

深い闇と柔らかな光のグラデーション。静かに佇む永遠の少女。絵を前にした人の寂しさや哀しみにそっと寄り添うような味戸さんの世界は、永い間多くのファンを魅了し続けています。
センチメンタルな秋のひととき、平岡さんが紡ぐ、優しく心に浸透してゆくような言葉と共に豊かに広がるイメージをお愉しみいただきました。

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