山本祐司絵本原画展「ぼくのるすばん」

2009年10月5日(月)- 10月10日(土)



MAYAでの山本さんの5年ぶり5回目のの個展は、9月に5冊同時に刊行(!)された絵本の原画展です。装画や挿絵、カレンダー、絵本や児童書…と活躍されている山本さんですが、意外なことに文章と絵の両方を手掛けた絵本は今回がはじめてでした。



ポプラ社刊、かぞくえほん 5冊のラインナップはこちら!
「パパのるすばん」
「ママのるすばん」
「わたしのるすばん」
「ぼくのるすばん」
「わんたのるすばん」
さて、みんな一人っきりのおるすばんのときに何をしているのでしょう?




「るすばんは、不安で、さみしくて、時間が長くて、でも一人の自由時間、だれにも見られない自由時間、秘密の事もできる、いつも行かない暗い部屋をのぞいてみたり、犬と遊んだり、金魚にたくさん餌をやったり、冷蔵庫を開けたり閉めたりもできた。るすばんは、ずーっと一人じゃなくて絶対に家族が帰って来る、すぐに帰ってくる。るすばんは家族の立派な仕事。家族が帰って来たらなによりうれしい。」
山本祐司




MAYAとMAYA2の2つのスペースを使って展示、シンプルな構図とあかるく元気な色彩はギャラリーの前を通りがかった方の目をひいて子どもから大人まで幅広い年代の方に楽しんでいただきました。




「すーすか すーすか すや すや すや しゅる しゅる しゅるる さくさく ほいほい とんとん たんたん ししーぽっぽ」

思わず声に出して読みたくなるようなリズミカルな文章も楽しく、山本さんの作品に触れたときに心の奥がふんわりと温かくなるような世界がぎゅっと凝縮されていました。次の絵本がとっても楽しみです!


トコトコネット
2004年個展「逗子夫」
2003年個展「東京トコトコトコ」



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