装画、絵本、挿絵などで活躍する金子さん。MAYAでは6年ぶり4回目となる今回の個展ではMAYA2も使い、満を持したという感のある観応えたっぷりな展示となりました。

ギャラリーハウスMAYAでは『garden』をテーマにした18点を展示。 季節を感じさせるさまざまな植物と人物が瑞々しく、リリカルな表現で描かれています。

のびやかな線はボールペンによるもの。いつも下書きはしないのだそうで、だからこそ心地よい緊張感や鼓動をするような線が生まれるのでしょう。

画面の余白を効果的に見せる描き方は金子さんの得意とするところ。 個展のための作品を制作した時間は自分の描きたい世界にじっくりと向き合い、のびのびと描くことができて楽しかった！とおっしゃっていました。

「神去なあなあ日常」三浦しをん著（徳間書店） ブックデザイン：緒方修一

MAYA2では『神去なあなあ日常』 の装画、雑誌『coyote』の挿絵、『くらしえほん』の原画など 最近のお仕事の中からピックアップしたものを。 あまり目にすることのなかった風景画も多数展示し、外光の入らないMAYA2の空間に緑が溢れ風が流れているようでした。 テーブルにはこれまでに装画を手掛けた書籍数十冊がズラリと並んで壮観！さまざまな出版社やブックデザイナーの方とのお仕事はたいへん見応えがありました。 ■a small garden ■2003年個展「あしたの朝」

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