花井正子展「郷愁とオッパイ」

2009年1月12日(月)〜1月24日(土)


花井さんの初めてのMAYAでの展覧会は1991年のこと。記念すべき(?)10回目の個展です!最近は連載小説の挿絵や、本の原画展が多かったのですが、ひさしぶりに展覧会のために描き下ろした新作が並びました。


旅の 途中に
こんなふうに
湧いてくる
おさえようもない
シアワセ

・・・鴎



これまで花井さんが描いていらしたのは、風景や花、果実といったモチーフでしたが、今回のメインは女性像。過去の作品にも人物が登場したことはありましたが、ここまで正面から人物を捉えた描き方は初めてのことで、ずっと花井さんの作品をご覧いただいていた方たちはとても驚かれたようです。



おもかげ



「いつか、“おんなのヒト”をたっぷり描きたい」と長いあいだ思っていらしたという花井さん。今回の作品を描きすすめる中で、「人間も自然の一部であって、人知の及ばない大きななにかにふんわりと包まれている・・・おんなのヒト=ニンゲンは風景の一つなんだ」と強く感じられたとのことです。



たっぷりの水に浮くの。
耳たぶを くすぐる つめたい水
…フフフ…
郷愁



原風景のような景色や、熟した生命力を感じさせる花や果実の延長線上に現れたやさしく、あたたかく、観る人を包みこむような女性たち。
女性像もまた花井さんにとって大切な大切なモチーフとなって今後もたくさんの作品が生まれてきそうです。

■2005年1月個展 「ワタシ ハ アナタ ヲ マッテイタ」
■2005年1月個展 「シンパイ イラナイ」

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