澤奈緒展「SHOWTIME」

2008年12月1日(月)〜12月6日(土)


正面奥の壁に張りめぐらせたのは深紅のヴェルヴェット。アンティークの家具や毛皮、スパンコールなどが随所に並んだディスプレイがMAYAをデヴィッド・リンチ的な濃厚で妖しいムード漂う空間へと変えました。澤さんの初めての個展です。




澤さんは数年前から石粉粘土を使用して立体作品を制作していらっしゃいます。今回展示した作品のサイズは小さいもので高さ10cm前後、大きいものだと40cmほどになります。





D・リンチのバッド・テイストぎりぎりの美的感覚や、ヨーロッパの古い映画に見る気高く魅惑的な女優の姿など、彼女が心惹かれるさまざまなものからインスピレーションを得て生まれる作品。今回の展示のイメージは「ショーガールたちの楽屋裏」なのだそうです。





美しいだけでなく、奥にある感情が見え隠れするような表情がとても印象的。澤さんも「顔を作っているときが一番楽しい」とおっしゃいます。なかには男性像も。 今後も素材やサイズなどいろいろと挑戦しながら制作を続けていきたいとのことでした。

http://www.sawanao.com

BACK

無断転載・利用禁止 Copyright (C) MAYA Co.,Ltd. All rights reserved.
GALLERY HOUSE MAYA